ランチョーの学校
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青空の下、山々を背にし、石と木と太陽光発電でできた、夢を現実にしたような建物。
これは、インド映画「きっとうまくいく」の主人公モデルになった方、ラダック人のソナム・ワンチェクさんが本当に建てた学校。ソナムさんはエンジニアかつ、SECMOLという活動をされている。
以前のラダックでは、インドで10年生から11年生時に実施される進学試験での合格率は、5%。しかし、ソナムさんの取り組みにより、それが55%までに引き上げられる。
また、SECMOLはその試験落第生が再チャレンジする学校を運営。
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映画「きっと、うまくいく」は、コメディで、お伽噺で…。そもそも、デリーからたった一日で寄り道しながらパンゴンツォまで車で行くなんて魔法の世界(実際は車でラダックのレーからパンゴンツォまでは、行くだけで5時間以上)。しかし、ラダックにあるチベット仏教のお寺を訪れてみると、そんなツッコミはごくごく小さな事で、例えは、あの映像にある青空にはためくチベットの旗の色の意味を知ると、あの映画にはさまざまな鍵が秘められている事がわかる。
ランチョーはなぜ青色の椅子に座っているの?
ピアが赤いヘルメットで黄色いスクーターをぶっ飛ばす意味は?
そしてその先にあるもっと深いもの。それは、最終ロケ地であるパンゴンツォへ行けば、また見えてくるのだろうか?
映画の行間の読み込みって、その作品の本質が見えてくるから、本当に面白い。

さて、実際の学校をみた感激の心と、これからやってくるものへの期待と共に、いよいよ旅人たちは同映画の最終地点であるパンゴンツォへ向かう。

これを書くためにこちら⬇︎を参考にしました。kindleもあります☺️
ラダック ザンスカール スピティ 北インドのリトル・チベット[増補改訂版] (地球の歩き方GEM STONE)
山本高樹
地球の歩き方
2018-03-29



追記
SNSで山本高樹さん御本人から、ご指摘を頂きましたので、ご報告致します。
「シェイにある学校は、確かに例の映画のロケ地ですが、ソナムさんではなくドゥクパ・カギュ派が作った学校です。ソナムさんが作った学校は、フェイという場所にあるSECMOLのキャンパスです」
という事で、私が上記した
「ラダック人のソナム・ワンチェクさんが本当に建てた学校。」
は、間違いです。お詫び致します。




映画「きっと、うまくいく」




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