先週の連休を利用して、アーグラへ行ってきました。懐かしさを辿り、新しさに出会う旅でした。

高速道路
ニューデリーの自宅を朝7時30分出発。高速道路を使い、アグラへ。一方、初めてアグラへいったのは、2000年以前。当時の旅路は、高速道路でない、どこでも牛と牛以外の動物とすれ違えるガタガタ道でしたが、それでも日帰りが可能でした。
 しかし、現在は高速道路でビュビューンとアグラへ行けるのですね~。感無量です。
 道路の名前は、ヤムナ高速道路。2012年に開通。10年前です。


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 道路はスイスイでしたが、料金所は混んでおり、長い車の列ができていました。
 スピードは100キロまで。運転手さん曰く、カメラで監視されているので、昔のようにぶっとばせないのだとか。開通当時は事故多発だったそうです。

別の料金所。
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アーグラが近づいている~って感じですね☺️。

アーグラ到着
車が高速を降りるとインドらしい風景。
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私は田舎育ちなので、こうした感じに、ホッとします。
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7時30分に家を出てノンストップ。10時5分にタージ・マハル駐車場の入り口に。運転手さん、頑張ってくださいました。
駐車場には人の活気がありました。
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マスク無し率90%😅。
皆さん逞しい〜!
ここからリキシャーに乗って、駐車場からタージ・マハル近くまで。
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カラッとした風が気持ちよかったです。
途中から入り口まで徒歩。
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道中、20年前と比べ、道が凄く綺麗になっていたことに驚きました。胸が潰れるかと思った憐れな姿の物乞いは、もういませんでした(普通の物乞いはいる)。

ジ・オベロイ・ホテル
タージ・マハル観光の前に一瞬、ジ・オベロイホテルへ。
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ここではなんと全室からタージ・マハルが見られるゴージャスホテルなのです。
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タージ・マハルは人でいっぱいだったので、人が少ない
月夜のタージ・マハル
朝日のタージ・マハル
また、
サリーを着てタージ・インスタ等を経験したい方は、ここでの宿泊がおすすめです。
一生思い出に残る素晴らしい贅沢旅となるでしょう。
また、「日帰りでもゴージャス!」を体験したい方がいらしたら、旅の計画に、オベロイ・ランチを入れるのも良いかもしれません。

入り口
「わぁ、
懐かしいタージ・マハルの入り口だあ〜!」
と、感激してから、入り口の中に入るまで、およそ30分(駐車場からおよそ1時間)。何故なら、入り口の入り口に、列があり、
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その先に、セキュリティチェックがあるからです。
運転手さんも一緒なので、インド人入り口に並んでいたら、外国人チケットを持っているのがわかったとたん、運転手さんも一緒に外人入り口から入場。インドです。

セキュリティ入り口は、男性は5つぐらいあるのに、女性の入り口は、一つ。
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この差に、いちいちキーっ🤬となっていては、インドでは暮らせません。そっちがそう来るなら、こちらはこうしますよ😜で、私は行きます🥰。インド生活は、昨今のムーブメントより、歴史が培って来た女の知恵が役に立つ。私は英語を話さないインド女性には明治女のような賢さ逞しさがあると思う。そのココロは"侮れない"です。前回のインド赴任の時も「明治生まれのおばあちゃんの生き様を知っておいてヨカッタ」と、亡き祖母に感謝しましたが、今回もそうです。
 話がそれました。セキュリティが終わりいよいよ、タージ・マハルご本尊へ。

ついにタージマハルへ!
懐かしい。

システムや周りは激変していましたがタージは変わらない姿。
この、女性的で気品ある建物へ、少しずつ近づいていくと…何か気付きませんか?
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良人の受け売りですが、なんと、女性の身体の一生の姿のようではないかと言われているのです。
遠くから見るとすうっとすっきりした姿。

しかし、
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少しずつ近づいていくと…
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てっぺんの玉ねぎ部分がだんだん、だんだん横に広がって見えるようになり…
皆までは書きますまい😅。


さて、廟に入る前にまた列が!
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これだけの列の人々を、
一人一人、このように、たった一人の係員さんがスマホでQRコードチェックをしていました。
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私たちの番になると、ネットで購入したチケットの受付は別の場所とわかりました。せっかく入り口前にいるので、何かあるといけないから、私たちは同じ場所に居続け、一緒にいた運転手さんが手続きをしに行ってくれました。頼りになる、運転手さんがいてよかった。

 このように、タージのチケット捌きは現在混乱中という風情。外国人は全く見かけなかったので、
「これから観光を全面的に受け入るようになったら、どうなっちゃうの?」
と、昔と違うタイプのカオスに心配になるものの、結局私たちも入れたので、どうにかしちゃうのだろうな、とも思いました。

足袋は、10ルピー。
場外で売り子の小母さんから購入しました。
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昔は汚れた使い回し布の袋を巻いてもらいました。あれはあれで「アメイジング・インディア」でした。

 残念ながら、霊廟内は撮影禁止です。
本当に綺麗な細工の棺です。ヨーロッパでも聖堂で、キリスト教の聖人の棺が安置されているのを見ます。それらの同じ年代と比べて考えると、1500年代といえばヨーロッパは中世末期。華美なことを嫌いヨーロッパの文化が退化していたあの時代、インドのこの辺りは高い文化を誇っていたのだなぁと、改めて思いました。
世界は広い!
こうしてみると、国の盛衰なんて100年後はどうなるか誰にもわかりません。やっぱり、遺跡を訪ねるって、同じ場所でも、積み重ねてきた読書や文化財巡りで得た知識により、新たな感慨が加わり、面白いです。

 タージの裏に回り、ヤムナ川を臨む。
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タージ・マハル南向きに建っていますので、正面の後ろは影になり涼しい。
風に吹かれ、ヤムナ川を眺めながら、タージお喋りするのはオツなもんです。
今回は、母や友人との思い出に浸りました。

つづく
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