初逆立ち
シバナンダヨガセンターの先生方のご指導のおかげで、運動が苦手な50過ぎのオバハンでもヘッドスタンドが出来るようになりました。
しかし、ヨガとは奥深いもので、ヘッドスタンドは、逆立ち分野のはじめの一歩。昨日のアドバンス・ヨガでは、両手で身体を支える逆立ちの練習の仕方を教わりました。自分の腕の力の弱さを実感し、とっても出来るようになるとは思えませんでしたが。

昨日指導された先生は、大好きな女性の先生。静かなヨガを指導される方です。私は密かに「穏やか先生」とお呼びしています。クラスの最後のお祈りを、ごくごく小さな声でするのですが、参加者全員のピアニッシッシモシモシモのお祈り時間は弱音凄味時間でもあります。
クラスには一緒にまたまた私が大好きなリトル・ブッダ先生(こちらも私が勝手に心の中でそうお呼びしている)が指導者としてではなく参加。


華麗な静けさ
写真は、リトル・ブッダ先生が、逆立ちからブリッジ、ブリッジから逆立ちを音を立てずに繰り返しているところ。
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その後も息も上がらず、次々と繰り広げられる華麗な彼のアーサナを、私は口あんぐりで拝見しながら、ふと
「静けさと華麗さを、人は両立できるのだ!」
と、気付くのでした。

あったか先生
先月のヨガ中級集中クラスの先生も素敵でした。ケララ出身の方で、声に温かみと朗らかさがあり、寒いデリーの早朝ヨガで、先生の声に耳を傾けると、心の芯がポカポカし、やんわりしてくるので、密かに「あったか先生」とお呼びしていました。

あったか先生は、ストレッチの時に限界マックスまで、むぎゅーっと補助をしてくださるのですが、その手から慈悲と父性を感じます。
ですから、
「イテ、イテ、イデデデデ~ッ!」
となりながらも、先生の手を信頼して、されるがままにしていました。すると少しずつ日ごとに身体が柔らかくなっていき、
「えっ、ここまで出来るの!ワタシ?」
という状態になるのでした。

あったか先生は優しいだけでなく確固たるメソッドがあります。例えばカラスのポーズの前に、
「膝を広げ、股関節を緩めなさい」
とアドバイス。それから一点を見つめ、集中。するとどうでしょう。いつもより長く安定した形で、バランスを保つことができるではないですか!
何事も決め技の前段階の頭と身体の準備が大切。そしてこの時、良い集中とは、精神だけでなく、身体の弛緩がなければやってこないことにも気づきました。

やっぱりヨガはすごいなぁ。
こうして大好きな師が増えていき、先生方のおかげで、インドとヨガ世界に対し、さらにさらに謙虚になる自分がいて、それがとっても嬉しい昨今です。

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