陽はすでにカンジス川から

こんにちは、Yukettaです。夫の駐在に帯同して参りました。 危険情報や感染病情報は海外安全ホームページにお任せして、こちらでは楽しいインドの生活日記や様子をお届けしたいです。

20年前の思い出

社員旅行/ジャイプルの宿泊施設


今回の旅行の宿泊施設は、ジャイプールにある、The tree house resort 。

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 クラブ・マヒンドラの施設の一つです。



ジャイプルって、初駐在の頃に親たちや友人をつれてよく行ったけど、雇ったガイドはすぐに知り合いの土産物屋に連れて行きたがるし、観光地に集まる物売りの「オシ」が強くて、値段交渉も疲れるし、断っても断っても、こちらが怒るまで付き纏われるし(今もいるのかナ?)…で、だんだん苦手に。

引っ越し貧乏我が家に、絨毯はいりません〜っ!!!
社宅にどうやって置くんじゃ!!
宝石?買えるかそんなモン!!!!
ってなことで、インドの買い物が好きでなくなってしまったヨ😅。
観光地の建築物は立派で、観光そのものは楽しいんですけどネ。

しかし、今回は、観光地巡り一切無し。
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自然の中を散歩したり、鳥の声を聞きながらお茶を頂いて、ゴロゴロしたり、綺麗に刈られた芝生の上で裸足になってゲームしたり。

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空気もデリーと比べ軽い。きっと空気指数も良いのだと思う…すごく気持ち良い!

お世話になっている宿泊施設のThe tree houseは、2003年に出来たそうです。私が前回インドを去ったのは2001年。
あの頃のインドの国内旅行は、ある程度覚悟して行ったものです。星4つでも地方に行ったら「期待しない」が鉄則。お腹を壊さない為に食べ過ぎない、呑みすぎないもお約束。汚い場所は目を瞑る、などなど、などなど。

しかし今回は、トイレットペーパーや汚れの心配もなく、タオル類はすぐに取り替えてくれるし、昼寝で使ったベッドもディナー中に整え直してくれるし…心置きなく、くつろげました。

インドのリゾート休暇、
良いです。
おかげで、ジャイプルが大好きになりました。ジャイプルって観光だけではない。自然との触れ合いができるんですね~。
そんなお話は、また次回🥰。


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社員旅行


社員旅行でジャイプルへ
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面白味のスナックがどんどこ配られる。

バス内で、みなさん大はしゃぎ☺️。
初駐在の25年前、やっぱりスタッフさんと旅行したけど、それは課内旅行でした。
その時に一緒に行った結婚前の綺麗なお嬢さんが今は、社内のスタッフから「マダム」と呼ばれる存在に。今回の旅行を全てオーガナイズしています。
25年前は小さなバスで、ナイニタールへ行きました。バス内で、英語しりとりゲームをしました。インド人ってノリが良いので、この時も真剣に体を前乗りにして遊んでくれ、英語ボキャブラは断然インド人スタッフが上で、彼らの圧勝でした。
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25年前もメルセデス。あの時は小型バスでエアコンが凍えるほどよく効いた

当時の女性は、サリーで待ち合わせ場所のオフィスに来て、ジーンズに着替えてバスに乗車。ご両親や、ご近所の前での欧米カジュアルを着ないようにしていたんですね。しかし、昨日はみんなカジュアルでオシャレな服装で登場。インド都会女性は、あの頃まであったしきたりから解き放たれている事を表していました。

バス内はジャイプルの宿泊施設までの、5時間、お祈りの明るい歌から始まって、大きな声ではしゃいで、みなさんずーっとノリノリ。お菓子・スナックがどんどこ配られ、歌って、踊って、昔の昭和の社員旅行そのもの。

そうね~。社員旅行できるパワーって、経済成長のパワーでもあるのかしら。「みんな一団となってやってくぞー」「多少のことはグッと飲み込んで、前に進もう」みたいな。でももう日本はもうその時には戻れない。そしてインドは更にパワフルに、更に大きくなってゆく。

続く

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帯同でも自分の世界をもつ


先週、イタリア・アソシエーションの集会に参加させてもらったよ!
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転勤先・居場所探し
「転勤先に夫と子どものポストは準備されているけど、妻たちにはそれがない」

だから、転勤族の妻にとって大変なのは、キャリアでも習い事でも
「積み上げてきたものを転勤先でどう生かすか、どう続けるか?」
そう、引っ越し先の、夫や子どもとは関係ない、「自分個人の社会的な居場所」は自分で切り拓かなくてはいけないのです。

例えばお稽古事。茶道を、武者小路でずっと子どもの頃から習っていたのに、転勤先には裏しかない。「大好きなお師匠さんを裏切る事にはなるが、お教室があるだけマシ。裏千家の元で続けよう。」みたいな例はいくらでもあります。
初駐在の時、某会社の世界を回った社長夫人が、
「これまで表も裏も、武者小路も、習っちゃったわよ。」
と、こう自嘲気味に話しました。周りを笑わせながら言った彼女の言葉の奥にある、そこにいたみんなが知っている葛藤や悲しみを、私は今も思う。

マイノリティでもとにかく続ける
私にとっての「表も裏も武者小路も」は、言葉。私の専門分野ではヨーロッパの言葉が大切だけど、夫の転勤先はアジア。英語も通じない国もあるので、現地の言葉を習うけど、頭が悪いからいつも何語もいい加減。中途半端。
華麗な駐在夫人の中で
「ああ恥ずかしい~
穴があったら入りたい~!」
なんて言葉体験は日常茶飯事。

そんな中、私の専門分野で一番大切なのはイタリア語。悲しいかなイタリア語は、日本語とおなじで、世界ではあまり使われていないマイノリティ言語です。茶道で言ったらイタリア語は言語界の「表も裏も武者小路からも漏れた、小さな流派」。だから転勤先でイタリア語を忘れないように話すためにイタリア人を探すのは、至難の業なんです。 

例えば、レジ待ちでふとイタリア語が聞こえると、すぐに話しかけて、「お友だちになってください🙏」(これは大抵成就しない🤣)なんてことは数えきれず。
25年前の初インドでは、イタリア大使館の門を叩いて、めちゃくちゃ英語で
「イタリア語を勉強したい!」
と直談判。優しい受付嬢が、ナポリ出身のエコノミストを紹介してくれ、彼の余暇時間に習いました。

そんなこんなで、なんとか続け、あれから幾星霜。
現代の開かれたネットワークのおかげで、イタリア人コミュニティにウェルカムカムで入れてもらえました。きっかけはボランティア。支援している学校が同じで、頑張っているうちに少しずつ信頼を得られるようになったのです。

先日の集会は、イタリア大使館の敷地内にあるカルチャーセンターで。会の代表は40歳前と見受けられる女性。彼女は、12月のイタリアン・メーラーを指揮した、流暢なヒンディー語も話す、ハンサムウーマン。気さくに、しかし確かな力強さで、集会に参加した老若男女をコントロール。こうして無駄なく一時間で会議を終了。私は自分が馬鹿だから、頭の良い女性が大好き。おそらく二回りくらい年下でしょうが、彼女に惚れています。

とりあえずここにいる間は、大好きな人々と、自分が最も大切にしていることをさらに積み重ねていけそう。それがすごく嬉しいです。
しかし、ここまでの道のりは長かったナア。気がついたらおばあさんになっていたよ😆。

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感慨と共に年越し

デリーに戻ってます。

大河さん
明けましておめでとうございます!
大河さんのお刺身で年越し~♪。
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中トロもウニも美味しかったが、鰤~😭。
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正月時期にインドで寒鰤の刺身を頂けるとは‼︎
大河のおじさん、やっぱニッポンのココロ仕入れに命かけてるよ、ジィィん…な旨さでした。

紅白
毎年恒例、坂道の違い、それぞれのミュージシャンのYouTube再生回数など、日本の音楽事情の夫講義を聞き
「へぇ、そうですか、
ほう、そうですか。」
と相槌をうちながらの紅白。

一方、橋本環奈ちゃんの愛らしい顔からは想像もつかない鬼龍院花子テキな肝の座り具合に感嘆。カッコいい、惚れる。

そして有吉さんの「白い雲のように」。
これががヒットした年は夫の初インド駐在年。
「猿岩石日記・アジア・ユーラシア大陸横断ヒッチハイク」は当時、カンカンに日が照り付け、どろどろに暑い、デリー・マハラニバーグの家で読みました。
「目のくりくりした青年の日記文が生き生きしていて、若い男の子らしい可愛らしさもあって面白かっナア。」
「彼が最初は大嫌いだったインドを去る時の一文は、正に、快なる哉。引き続くパキスタン編の最初のページが…苦笑いだったナア。」
「あのやんちゃな青年が紅白の司会か…」
と、感慨深く、呑んだくれておりました。


みなさんきっとそれぞれの紅白だったでしょうね~。万人受けというより、観ていれば何処かで何かが誰かの心に刺さるショーでした☺️。

本年もよろしくお願いします。

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インド料理教


先日、急遽お客さまアテンドがなくなったので、夫婦で南インド料理屋さんへ。
こんな棚から牡丹餅日もまた良し。


↑ここは、前から夫を連れて行きたかったお店。思いの外、いや、すごく喜んでくれてヨカッタ。給仕さんから、自分の仕事が好きであるのが伝わる心温まるお店です。

飲み物は、ほぼスープ感覚のバターミルク。
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お店で頂くとスパイス香やハーブ香がフレッシュで美味しい。

そして、南インド料理の特徴、発酵酸味がなんとも。好きだなぁコレ。おかげで今朝も胃の調子が良いです。

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ドーサが旨いのはもちろん、揚げイドリーの食感がカリッ・ポソ・つる・淡ネチ・ほろりの初めて食感で面白い。
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注文時に、帰りがけのインド女性が勧めてくれた玉ねぎウッタアッパムも趣向が変わって旨かった~。
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思えば、夫は97年の赴任が決まるとすぐに本屋に駆け込み(料理サイトがない時代😅)ロティをこねて焼き、サラサラカレーを作ってくれたのでした。別日には、「美味しんぼ」のカツオ節梅味のカレーも☺️。と言うわけて、私への「インド料理教」洗脳はジワリ・ジワリと当時から行われていたのです。夫の
「自分が赴任する国をツマに気に入って欲しい、好きになってもらいたい」
と言う心にホロリ。今ではすっかりインド全国料理教徒(食べていない料理もあるケド)。
残念なことは、高級料理店以外では、なかなか酒が飲めない事です。酒がホシイなんて…あっ、インド料理教信者として修行が足りないね~ワタシ🤣。



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プロフィール

Yuketta

こんにちはYukettaです。回り回って最初の駐在地ニューデリーに戻って参りました。4コマ漫画のように、最後はクスッと笑ってしまう日々を与えてくれるインドが大好きです。大変化を遂げたこの大都市と初めて出会った場所のつもりで向き合っていきたいです。

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