陽はすでにカンジス川から

こんにちは、Yukettaです。夫の駐在に帯同して参りました。 危険情報や感染病情報は海外安全ホームページにお任せして、こちらでは楽しいインドの生活日記や様子をお届けしたいです。

#イタリア料理

一人休暇/ヨガ友さんと一緒@ボローニャ②

ボローニャのお店巡り~ガッレリーア・カブールから青空市場・Piazzolaまで。
ガッレリーア・カブールは、高級ブランドが集まる通りで、クリスマスのデコレーションも洗練されています。
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ヨガ友さんの仕事は、ディオールやグッチ、バレンチノなどハイブランドのマテリアルの買い付けなので、一緒に歩いていると、立ち止まるポイントがとても面白い。
サロジニナガール・マーケットのように数百円で星の数ほど品物が売られている青空マーケット・ピアソラにて
「このカーディガン、インドで着るのに良い!」
「このコート、さっきのウィンドウにあったものと変わらないわよ」
と、彼女と目に留まったのは二点。
両方ともステキで、プロだなぁと、私はソンケーの眼差しでキラキラでした☺️。

また写真の服を一目見て、
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ヨガ友さんは、
「この生地はインドシルク。」
しかし、縫製をみて、首を横に振り、
値段を見て、
「Troppo =too much」。
値札を見ると、この写真のワンピースは5万円くらい😵‍💫。
インド帯同の皆さん、色々苦労はありますし、数百ルピーの誤魔化しはありますが、インドの生地でテイラーさんに、現地価格で、自分サイズに作ってもらい、作り直しもして貰えて、本当にしあわせですネ🥰。


ボローニャのインドの靴、雑貨。
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手前の靴はなんと95ユーロ、おそらく値下げ後の価格。1万円以上します。
しかし、なんでしょ。イタリア人は抜粋が本当に上手い。手前のうしろのバックと靴は、インドのこれからの季節にピッタリ。その眼力はすごいなぁと思います。
今年からイタリアでは、ブラック・フライデーが始まったらしいです。ヨガ友さん曰く、あらかじめ値段を上げて、値下げの札を出しているところもあるそうです。もちろん真面目なお店も。
この空気汚染の時期にイタリアにブラックフライデー買い物休暇は、きっと楽しいと思うけど、インドと同じく、買い手の眼力が求められそうです。

ボローニャ料理
ボローニャの郷土料理を頂いたよ!
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ボローニャの代表ハムと言ったらモルタデッラ。写真右。ハム好きが大好きなハムです。
これをクレシェンティーナという、ぷうっと膨らんだパンを両側から挟んで食べます。
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ディジェッレという、平たくて丸いパンは、ナイフで二つに切って、ラードやボローニャのフレッシュチーズ、生ハムと一緒に食べます。
自家製カルチョーフィや小玉ねぎの酢漬けが薄味で品がある味わい。
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ボローニャの歴史は紀元前9世紀から。穏やかな気候、坂の少ない広々とし、光に満ちた大地、またこれらの伝統的な料理から、代々豊かな生活をしてきたのだろうなあと思う。

ヨガ友さんとご主人は、日本人は働き者で立派だとよく口にしてくださるけど、資源もなく、梅雨時に作物に発生する害虫、うまく育ったら育ったで毎年やって来る台風、いつ起きるかわからない地震等の自然災害、その復興…日本人は働かざるを得ないのですよ😅😅😅と答えています。

一方、ボローニャの歴史は外敵の侵入侵攻。こんな住みやすい場所、そりゃ厳しい自然の北ヨーロッパ人はぶん取りたいと思ったろうなあ。歩いていると、命懸けの戦いの跡が街に残っていました。

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一人休暇/ヨガ友さんと一緒@ボローニャ

ボローニャにやってきたよ!
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今回の旅の最終目的地です。
インド・ニューデリーのシバナンダヨガセンターで知り合ったヨガ友さんに会い行くつもりが、彼女はボローニャからミラノまで、ご主人と車で迎えにきてくれました。
親切にしていただき、もったいない、もったいない。

ボローニャのお家についてから、一緒にシバナンダの思い出を話しながら散歩しました。
ああ、たのし〜(*^^*)。
お友だちに会いに行っておしゃべりするのは、私のシアワセの一つです。
ここは、冬モードですが穏やか。
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坂の少ない街。
日本の目から見ても、インドの目から見ても、イタリアは大地に恵まれた国だと思います。

トルテッリーニ・イン・ブロード
カンドーの再会をし、お宅に泊めて頂き、観光しています。ヨガの神さまがいらっしゃるのなら、感謝感謝💝。
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写真はボローニャの代表料理、トルテッリーニをボローニャのおすましに入れたもの。アツアツのところに、パルミジャーノのおろしたものをかけて頂きます。おすましや、トルテッリーニの生地からきちんと作ると4時間以上かかる料理ですが、イタリアでは茹でるだけの状態になった、出来合いも売られていて、働く女性の味方ごはんでもあります。

ヨガ友さんや、彼女の家族、彼女のお友だちが口を揃えて言うのは…なんと!ボローニャには、スパゲッティ・アッラ・ボロニェーゼ、すなわち、ボロネーゼスパゲティは存在しない、という事です。それに近いのは、タリアッテッレ・アル・ラグーという、ミンチソースのきしめんタイプのパスタです。

という事で、イタリアには、ナポリタンも、シーザーサラダも、そして、ボロネーゼも存在しない、というお話しでした。日本人が勝手にイメージして独自にイタリア化した料理、まだまだありそうですね。こうした独自特化お料理ができてしまうのは、欧州と日本があまりに遠いからだと思います。例えば、ルーコラなどは日本よりインドのものの方が、イタリアに近い形で売られています。きっとこれは距離のせいだなあと、私は勝手に考えています。ちなみに、イタリアン・ドレッシングも存在しません。サラダは、その都度、酢と塩とオリーブオイル(この三つが基本。あとはお好みで)を自分で加減して、サラダに直接かけて混ぜて頂きます。

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一人休暇/生涯の師


スイスからミラノに戻ってきたら、歌の先生もフリウリから戻っていました。こちらで療養するそうです。おしゃべりしたり、一緒に音楽を聴いたり、モノクロ時代のコンサートを観たり、それを聴いた私の批評の評価をしてもらったり、ご飯を食べたり、一緒に手を繋いで眠ったりしました。私たちは、仲良し師弟なのです。
レッスンは出来ないけど、発声の事についても議論、確認できたし、私が考えていた以上の滞在となりました。

お礼に、ランチを作りました。食卓中央は、先生の姉妹弟子に教わったプーリアのフェンネルとオレンジのサラダ。
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席は先生と私と介護士とお手伝いさん。先生は、お手伝いさんと食卓を共にする人です。


インドには、インドのしきたりがあるから、全てを真似する事はできないけど、先生の欧米人としての、お手伝いさんとの付き合い方は、これまで参考になりました。たとえば、目を瞑るところと、これだけはダメ!の線引きレベルとか。
とりわけ、私が出会った欧米の人は、お手伝いさんに
「あなたがいてくれて助かっているワ」
のデモストレーションの仕方と、タイミングが、劇場テキな嫌いはあるが、やっぱりうまいなあ~って、おもいます。

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一人休暇/スイスでイタリア料理

マンマのイタリアご飯の作り方を教わったよ!
全てインドで再現できそう!インドでは日本料理よりイタリア料理の方が苦労なくできるように私は感じます。
イタリア出身で現在スイスに住むマリレーナは結婚前、ローマとスイスてコックをし、結婚後は一時期お料理先生もしていたのです。レパートリーは、イタリア・フランス料理。83歳の今も新しいレシピを読んでいます。

🍽アスパラガスのリゾット、マリレーナ作
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①あらかじめブロード(スープ)を準備、温めます。
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今回のブロードは固形スープ。この中には、マリレーナが庭で育てたアスパラガスが入っています。二人分のお米をバターで軽くいためます。
③お米が透き通ったタイミングで、白ワイン投入。 
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アルコールを飛ばしたあとは、様子を見ながらブロードを入れていきます。
(最初に白ワインをジャーっと入れるのは、ミラノ風らしい。インドならビールだな😅)
③お米がよい状態になったところで、微塵切りパセリ。
④ブロードの煮詰まった頃合いをみて、パルミジャーノを投入
⑤電子レンジで1〜2分お皿を温める
⑥盛り付けて出来上がり~。
お好みで更にパルミジャーノをのせます。


🍽チーズとフェンネルのカリッとオーブン焼き(I Finocchi Gratinati)、マリレーナ作。
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茹でたフェンネルを、おろしチーズをのせて180度オーブンで20分。

とろけるチーズを使えばインドでもできるね😉。
同じレシピで、ブロッコリーや、カリフラワー、蕪のような冬野菜も使えるヨ。茹で加減、焼き加減で、あったか付き出し、お肉のアツアツ付け合わせにも👍。


🍽パスタ・アッラ・マリナーラ、マリレーナ作
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鯖缶を使ったパスタ。使ったパスタは、マファルダ。南イタリアのパスタで、マリナーラにピッタリなのだそうです。マファルダがなければ、ファルファッラやペンネでも代用できるそうです。だから、インドでも材料が揃うね☺️。

作り方
①にんにく+白玉ねぎ(紫や茶色より甘味があるそうです)の微塵切り、オリーブ+ケーパーの粗微塵、トマト、唐辛子をいためます。
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②火からおろして、鯖缶の鯖を投入。
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潰して混ぜます。
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ポイントは、鯖を潰して混ぜる時に、火にかけないこと。火にかけると、水分が飛び、美味しくないのだそうです。
③マファルダ・パスタを茹でます
④パスタが茹で上がる時を見計らって、ソースを温め、パセリとパスタ投入。
⑤出来上がり~。
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魚を使った料理にチーズをかけるのはタブーらしいのですが、Quello che vuoi,お好きなように😉。


🍽豚ヒレ肉の低温調理ステーキ、マリレーナ作。
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これもインドで、INAの豚ヒレ肉を買えばできる!

作り方
①塩胡椒にんにくを擦り付けたヒレ肉を1日冷蔵庫で休ませます。
②休ませた肉に焼き目をつけます。
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③オーブン用のトレーに移し、冷まします。
④130度くらいのオーブンで1時間。
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この時にインドの台所にある西洋のメーカーのオーブンなら、ファンマークにメモリを合わせないこと(肉が渇いてしまうから)。
⑤60度くらいにしてさらに1時間。
切って盛り付けて出来上がり。
◉機械によって様子が違うのであくまで参考温度、時間です。
高タンパク低脂肪、しっとり柔らかな肉料理です🥰。


オトナオンナのグラッパタイム🥰。
故人に献杯。
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3晩で2本目を空けてしまった。 
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苦い事柄を語るには強い酒が必要なのだよ。
話題は、Covid-19 、遺産相続、原発、ウクライナ、環境、宗教、政治、介護まで。 
ああ、生きるってキビシ~💦。
しかし、80歳すぎてもグラッパを呑み、翌日はシャキッとできる、私もそんな婆さんになりたい。


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一人休暇/イタリアの料理男子

夫を働かせて1人休暇中です。夫さん、ツマを自由にさせてくださりありがとう。

旅中で食事メニューを考えなくて良いから、すご〜く、楽!いつも冷凍・冷蔵庫にあるもののことや、買い足すものを考えているから、頭がフワッと休まってる気がする~。フリウリ滞在中は、料理男子がご飯を作ってくれました。みんな料理がとても上手…というか、イタリアで料理ができない男性に会ったことがありません。男も女もみんな食べることにこだわりを持っています。

トレヴィーゾ・ラディッキオのリゾット
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リゾットに水ではなく、ロゼワインをコップ一杯以上(大さじじゃぁありません)ジャジャジャ~💖。
なんと心躍る料理であることよ。
サルシッチャの脂入で、発酵肉の香りと惜しみなく入った削りたてパルミジャーノ。

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この日のコックのピアジョルジョは、私の歌の先生のご主人の従兄弟。83歳。

イタリアの八十代、ノンヴェジのうまいもん食って、元気、元気☺️。
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シンクがインドと同じ二つの台所はジャンナのもの。ジャンナは、ご主人の妹85歳。


ゴルゴンゾーラドルチェのパスタ
パスタは、ゴルゴンゾーラ・ドルチェを中心にしたソース、タレッジョ入り。
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タレッジョはベルガモ(お金持ち地域)のチーズ。ゴルゴンゾーラのパスタ、コレは似たようなのがインドでも作れるね😋。作ってみよ~。


コトレッタ・ミラネーゼ
コックは、ロベルト。彼は私の歌の先生の兄妹弟子で、みんなの為に、作ってくれました。
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なななんと!ロベルトは、肉につけるパン粉のために、白パンを買い、ミキサーでよお~く砕き、更にボール型のザルにかけるのです。
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こうして細か~くなったパン粉をはたいて揚げたビーフカツ。
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療養中の80代老人たちも食べる食べる。パン粉つけの前に、よーく叩いているので、やわらかいのです。やっぱ、動物性蛋白質って大事だなぁ。肉を前にした時の、浮き立つ気持ちって、きっと精神に明るい良いものを与えていると思います。たくさん食べられなくても、この、パァッとした気持ち大切。


ミラノ生まれの彼が言うには、ほんまモンのコトレッタ・ミラネーゼは、バターで揚げるのだとか。バターを焦がしすぎずにカラッとビフカツを揚げるって難しそう。


トリッパ&ブロバーダ
典型的なフリウリ料理。ピアジョルジョ作。
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トリッパは、イタリアのモツ煮。私は大好きで、放るもんを美味しく料理する精神を愛するのだけど、イタリアでも食べられない人は多い。

世の中には、臓物、子牛、子羊、脳、ウサギ、フォアグラ…これらを「好きです!」と言うと、不愉快になる人がいるので、「好き」というポジティブワードを発するだけでも、物凄く気を遣わなくてはなりません。でも好きな人とは、あれこれ語らなくても、心からの握手ができます。

ブロバーダは、赤蕪をワインで使う葡萄の搾りかすで発酵させたもの。こうした、昔からある伝統的な、生きる為の人びとの知恵レシピを知ると、心が震える。
ブロバーダの味わいは、日本の赤かぶ漬け物に似ています。


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プロフィール

Yuketta

こんにちはYukettaです。回り回って最初の駐在地ニューデリーに戻って参りました。4コマ漫画のように、最後はクスッと笑ってしまう日々を与えてくれるインドが大好きです。大変化を遂げたこの大都市と初めて出会った場所のつもりで向き合っていきたいです。

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