インド人女性ボクサー物語映画。
warwickさんがブログで紹介してくださったので、試合前に観ることができました。ご紹介をありがとうございます!

メアリー・コムさん、彼女がボクシングを始めたのは、ちょうど私が初めてインドにいた20年前と重なります。その頃のインドは、首都デリーでさえ、女性がくるぶしから上の足を見せる事は性的な対象とみなされるものでした(今もかナ)。まだ少女で、都会からはうんと離れた州、マニプールで、偏見や慣習の中、ボクシングを始め、好きな人と結婚し(これはインドでとりわけ地方では不可能な程難しい)、母となり、再びボクシングを続けるのはどんなにタフさを求められたことでしょう。そして、なんと強い生命力なのか。

前回のリオでは出場できずの今回の五輪。しかし、残念ながら敗退。
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しかも、3ラウンド中、2ラウンド獲得したのに、総合ポイント負け。これは、悔しかったでしょう。書いていながら、涙がじわ~。
でも、銀メダルを獲得した同郷のMirabai Chanu選手との2ショットを見、綴られたツイートを読むと、
You are a legend @MangteC didi. We all are proud of you. pic.twitter.com/Qq2crSponN
彼女の生き様はインド女性になんらかの啓示を与えたと信じて疑いません。


映画では、目のクリクリした女優、チョープラさんが演じていましたが、実際の彼女は、私たちと似た東南アジア系のお顔で、親近感がグッとわきます。
彼女が築いた記録と、インドの発展の歴史が重なってみえる。20年前にインドを発つ頃、当時もいろんなことがありすぎて、インド女性の地位の向上は1000年無いっ!と怒りと共に思った自分がいました。
しかし、それは若くて甘ちゃんで、女の真のしたたかさが見えていなかったね。昨日も、インドのバトミントンの選手がメダルを獲得。男女差を言われますが、インドの女性、根の部分ではやっぱり強いです。これは何処の国の女も同じかナ(^^)。


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