陽はすでにカンジス川から

こんにちは、Yukettaです。夫の駐在に帯同して参りました。 危険情報や感染病情報は海外安全ホームページにお任せして、こちらでは楽しいインドの生活日記や様子をお届けしたいです。

#グンドゥルック

デリーでグンドゥルック(ネパールの干し青菜)

ヨガ友さん交流
シッキム出身のヨガ友さんに、グンドゥルック(干し青菜)を頂いたよ!故郷のお母さんがこしらえたそうです。
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発酵香にお腹がグゥ~。
秋になったら、納豆を作ってお返しするんだ~♪(現在は、モンスーンで物が腐りやすいから我慢)。
しかし、モンスーン時期に常温でも腐らない発酵保存食品グンドゥルック。インド東北・ネパールの食文化と知恵は豊かだなぁ。
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 頂いたグンドゥルックは、ダージリン出身のお手伝いさんと半分こ。ダージリンでもグンドゥルックを食べるのです。ネパール文化が根付いているのですね。物々交換な日々が楽しい☺️。


グンドゥルックを使って
シッキムのヨガ友さんに頂いたグンドゥルック(ネパールの干し青菜)で蕎麦の実スープにしたよ!
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グンドゥルックは、なんとなく長野や山形のイメージが私にはあるのです。
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そこで、ザ・チャナキャで出会った、オーガニックの蕎麦の実(そんなに高くなかった。80ルピー位だったか🤔)で、スープにしました。隠し味にトマトが入っています。味付けは出汁塩、ナンプラーと酢を少々。
発酵乾燥菜と蕎麦の実で、いかにも胃腸お掃除スープ。お腹の調子は…快調です🙌。

お母さんの思い
インドの東北からデリーに出てくる人々の苦労を肌で感じるようになったので、これを持たせた、シッキムのお母さんの心をいっそう強く感じます。お母さんは、娘をシッキムからデリーへ送り出す時、どんな思いをこのグンドゥルックを込めだろう。こうして書いていても、涙が出てきます。

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隔離明け/隔離中アレコレ

先日、ついに隔離が開けました。隔離中はMySOSというアプリに管理されていました。相手がAIなので、前回ほどのストレスは感じませんでした。
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ピーン♪とお知らせ音が入り、そのあとビデオ通話がかかってきます。
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時間帯はこんな感じ。
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この枠の中に顔を写します。

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大抵、よそ見しながら自分の仕事をしていました。


隔離明けの日に↓が送られてきました。
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さようなら~。



シッキム風焼きごはん

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新作だよ!
時間があるので、宅配してもらえる食材とインドから持ってきた食材を使ってアレコレ実験お料理~♪。
シッキムの干した納豆(キネマ)、乾燥青菜(グンドゥルック)を使って。ミャンマーのシャン州料理を出すお店、シャンヨーヤーの、納豆卵焼きごはんの味の記憶を頼りにシッキム食材を使ってみました。
イケます。
グンドゥルックは戻してからトマト、チリをベースに炒め煮にするのですが、チョイと面倒。しかし、一度作りおくと、こうして焼きごはんや、和え物、サラダのトッピング、お弁当の付け合わせ、そして酒のアテになる。グンドゥルック、ますます、好きになりました。シッキムやダージリンでもっと買えばヨカッタ☺️。

インド本
『インド残酷物語 世界一たくましい民』
自宅隔離中幾つか読んだ中で、すごく辛いのに「やめられない、止まらない」状態になり、完徹してしまった本。
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第一刷が今年11月なので、旧不可触民(彼らは自らをダリトと言うらしい)について、消える女性たちについて、また彼らを支えるNGOについて書かれた、一等新しい情報の一つ。前世紀からがんじがらめになったまま延々と続くインドの身分制度からくるカオスの現在を一冊に。これは大変なお仕事でしたでしょうと推察しますが、分かりやすい文体で、スイスイ読むことができました。カースト制についても、私たちがよく知るピラミッド型ではない捉え方の説明がありました。これにより、住んでからはじめて感じるインドのカーストの理解し難いごちゃごちゃ感が、私の頭の中で少し整理されました(ドアを開けた入り口から、少しだけ光が入った状態)。
虐げられる人々の悲しさ、ユーモア。そして彼らには、敵わないナアと感じる逞しさがある。
著者の池亀彩氏は、今年10月の時点で、コロナ後に来印できていないとのこと。コロナ禍でのダリトさんたちが、どのようにこの時期を過ごしたのか?是非とも、次回作を待ちたいです。


文春オンラインの、この本の抜粋を貼っておきます。このエピソードだけでも衝撃的ですが、他のお話も知っておいて良かったと私は思いました。ご興味がある方は是非。




新作料理も読書もそうですが、日頃出来ないアレコレをしていたら、隔離期間はあっという間でした。
さぁ、外出するぞー!
カレンダーは予約・予定でぎっしり☺️

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Yukettaのシッキム・ダージリン紀行③ガントクの宿までの道のり

空港を出た私たちは、カリンポンへ向かいます。


山へ向かうドライブ
ガイドさんも、運転手さんも、キッチリとマスクをされていましたが、空港近くの街の人のマスク率、ほぼ0%。
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コロナ患者もなく、空気が綺麗で大気汚染の心配がないのなら、怖いもの無しです。羨ましい。
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 山に向かって進むと、左右に緑、木々はチーク。家具材となるそうです。
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 こちらは今年のモンスーン時土砂崩れの跡。IMG_5833
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結構広範囲で崩れていました。やっぱりこの辺りの雨季は怖いなと思う。20年前のダージリンの旅の時、死ななくて本当によかった、と心の底から思いました。

カリンポンで昼食
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⬇︎この、グンドゥルック・スープが
我が家的に、ヒーット!
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野沢菜の漬け汁をあっためたような味。私は田舎者なので、こういうの、だ~い好き。よくよく聞けばグンドゥルックは発酵食で、青菜を発酵させ、乾燥させた戻し汁のスープなのです。その上、グンドゥルックはなんと、無塩発酵食品。綺麗な空気と、低い気温だからこそできるお漬物なんですね。お腹にいいのだそうです。それならば、と、おかわりしちゃいました。




カレーはマトンを選択。
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サブジーはどれもこれも、とても美味しかったです。
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左側が戻したグンドゥルック。きっとこの辺りの冬越しのための大切な野菜と保存方法だったのですね~、っと思うと心が震える。戻したグンドゥルックの味わいは、ほぼ野沢菜味です。これ、ごま油で、唐辛子と炒めたら、うまかもん・高菜炒め風になるね。自分お土産に買って帰ろう😋。

お店のお手洗い
お店のお手洗いは、ちょいと厳しめ。旧インドスタイルです。良人が女性用トイレを見るなり、真顔で
「頑張れ」
と、言いました。そして、私が使用している間も、ずっと外から
「頑張れ〜、頑張れ〜」
と応援。私は、なんだか可笑しくなってしまい、ずっと笑いながら利用しました。変な夫婦。


入境手続き
ガントク・ツーリストセンターに於いて。
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準備した、シッキム入境書類、パスポート、ワクチンパスポートをガイドさんに渡して手続きしてもらいます。
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この建物のお手洗いは、水洗洋式トイレットペーパー付き。空港からこのツーリストセンターまで、昼食時間込みで4時間。旧インドスタイル・トイレちょっと無理って方は、ギリギリ頑張れるというかなっ距離でしょうか。

増え続ける人口
ガイドさんのおはなしによると、シッキムの人口は現在約10万人。シッキム王国が滅亡した1975年は約2万人。wikiが語っている2011年のシッキム州の人口が、約6万人。なんと、シッキム人口激増中です。その理由として、製薬工場が増えたことが挙げられるのだとか。シッキムの綺麗な空気が、製薬に向いているのだそうです。もしかして、コロナ禍中話題になった、あの薬も、ここで作られているのかもしれません。
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人口が増え産業が発達するところまでは、良いのですが、主要道路が一つしかありません。トラックの往来も多いし、道が狭い場所も多く、そのあたりでは車のすれ違いによる渋滞が発生していました。インフラって大事なんだなあと、田舎に来る度に思います。繰り返しになりますが、私も田舎者なので、インフラが整っていく有難さはとても良く理解できます。問題は、インフラが整った後でないと、私のように人びとは、自分たちは不便な生活をしていたことに気がつかない事です。この渋滞と、入境手続きさえなければ、もっと観光に時間が使え、ここが好きになる人も増えるはずだから残念です。


ガントクのロープウェイ
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宿に入る前にロープウェイ。
シッキムの州都、ガントクを一望できます。
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行って帰るだけ、行き先で乗り降りしない、不思議ロープウェイでした。
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私たちは乗るや否や、一つだけ開いていた窓付近を占領。薬を作るのに適しているほど綺麗な空気のシッキムで、
「出て行けpm2.5」
「来い来い綺麗空気」
とマスクを外し、鼻で吸って口から吐いて、夫婦でスーハー、スーハー、肺洗いの行。
やっぱりおかしな夫婦です。

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プロフィール

Yuketta

こんにちはYukettaです。回り回って最初の駐在地ニューデリーに戻って参りました。4コマ漫画のように、最後はクスッと笑ってしまう日々を与えてくれるインドが大好きです。大変化を遂げたこの大都市と初めて出会った場所のつもりで向き合っていきたいです。

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