陽はすでにカンジス川から

こんにちは、Yukettaです。夫の駐在に帯同して参りました。 危険情報や感染病情報は海外安全ホームページにお任せして、こちらでは楽しいインドの生活日記や様子をお届けしたいです。

#南インド

Yukettaのケララ紀行⑨さよならケララ、また行きたい

ケララ紀行最終日
アーユルヴェーダに慣れて、気怠感が抜けたので、早朝散歩。
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いろんな足跡。
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そして、カトリックの影響が色濃く残る海岸でした。

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海岸を臨むピエタ像。
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うーむ、ミッションでインドを訪れた、カトリックの御坊さんの足を辿る旅もしてみたいなあ…と、ふと思うのでした。

今回お世話になった宿泊施設も、過ごしやすくて最高でした。
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宿泊施設のドーサ

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↑↓両方ともミレット(雑穀)ドーサですが、同じメニューとは思えない。
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おそらくコックさんが違うのだとおもいます。

上のドーサは、食感がしっとりして「ドーサは発酵しています味」所謂「酸味」が全面に出ていました。
しかし、最終日に焼いてもらった下のドーサは発酵酸味は殆どありません。薄くて、パリッとしていて、「雑穀を焼くと香ばしいよ味」がふわあっと、でした。

この「香ばしいよ味」ミレット・ドーサが私のドーサの基準になりそう。
トマトと、ココナッツのチャツネでシンプルにいただきました。
ドーサは、プレーン、オニオン、ミレットから選べ、どれも特徴があって美味しかったです。

宿泊施設の飲み物
飲み物もフルーツジュースやお茶だけでなく、スパイスの入ったお水も提供されました。
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効能がわかっていても、使い方がわかりにくいスパイスも、お水に浸して、そのお水を飲めば、楽に身体に取り入れることができるのですね。例えば手前のナツメグ。若さの秘密というサイトを見ると、

「●胃の健康を保つ効果
 ​​●腸内環境を整える効果」
という効果が書かれています。
インドは何かとおなかの調子を崩しやすいので、例えばペットボトルにナツメグを入れたものを持ち歩いていたら、ちょっとした腹下し回避のおまじないになりますね。とまあ、旅は新しいアイデアとの出逢いでもありました。


最後に利用したトリヴァンドラム空港。
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国際・国内が一緒になった空港でした。
もちろん、お手洗いは綺麗。
昨今のインド旅行では、泣きたくなるトイレに出会う率が格段に減ったのを実感します。

アーユルヴェーダトリートメントでお世話になった宿泊施設です。
 敷地が広く、ゆったりとした時間を過ごせました。また、私のような、いい加減なアーユルヴェーダ・ファンが、いっそうアーユルヴェーダのことを好きになり、
「もう少し知識を得てみよう」
と素直に思うことができました。

そして、今回の旅は、キララトラベルさんに全面的にお世話になりました。

初日の観光から、素晴らしいカタカリダンス、贅沢大人時間のハウスボート、南インド色満載のカニャクマリ、そして、ゆったりアーユルヴェーダ。とりわけ、アーユルヴェーダリゾートは、ケララに数ある施設の中から、素人外国人が無理せず、でもアーユルヴェーダの素晴らしい部分を短期間で経験できるように、
「自分たちにぴったりで、また行きたい!」
と感じる場所をカビさんが選んでくださいました。感謝、感謝です。



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Yukettaのケララ紀行⑥州を越え印度最南端カニャクマリへ

ケララから州越え
タミル・ナードゥ州のインドの最南端、カニャクマリへ。ごちゃごちゃ、喧騒のインドがありました。
カニャクマリはヒンドゥの聖地なので、巡礼者が集まる街なのです。
巡礼地は、いつも、どこか朗らかな明るい気を感じる。きっと誰も幸せになる願い事と希望を胸にやってくるからですね✨。


雨で残念ながら夕陽は見られず。
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しかし、インドのわちゃわちゃ感を味わえて楽しかったです。


インド最南端カニャクマリの屋台
何語も通じず、笑顔と身振りだけで、お食事させて頂きました。
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店が賑わっており、回転が良いでしょうという理由でここを選択。
しっとり時々パリッとパロータが絶品。 
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わけわからん炒め物も旨かった~。

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ビールが欲しいよ~😅。



カニャクマリ御来光記
(カニャクマリはケララ州ではありません😅)
朝5時30分に宿を後にし、カニャクマリ、コモリン岬へ。
雨が降る中、巡礼らしき人々は裸足で岬に向かう。女性の殆どが真っ赤なサリーを身に纏っている。
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御来光を拝する位置取りをし、ぐるりと見回すとみなさん、真剣な表情。
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一見、仏頂面だけど、話しかけてきた女性に私たちがジャパニーズだと伝えると、一転、彼女と彼女周りの人々の表情が緩み、写真撮影大会に。お子さんやら、小母さんやら、おばあさんやらと、何枚も写真を撮った。いずれ私のボーボー頭、すっぴん顔が彼らの知り合いに回るのだろう。おそらくSNSにも😅。
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そんなことは、彼らの印度カゾクテキ大騒ぎのオモロさの前では、どーでもいいやって気持ち。


彼らは、バスに乗り65人で、やってきたのだとか。この日は、6日間の巡礼の最終日。おそらく、赤ん坊から年寄りまで、ご近所、親戚一同集まっての一大イベントだろう。皆が真っ赤なサリー。そんな彼らと一緒にいられるなんて、めでたいではないか。

御来光時間が近づくとほんのり東側が明るくなり雨が止んだ。
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予定日の出時刻ピタリに、サイレンと共に旗が掲揚された。
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陽の光をジリジリまっていたら、突然の激しい雨。東側は明るいのに‼︎ しかし、くるりと向きを変え、わらわらと岬を後にする人々。インド人、あきらめが早い‼︎‼︎ 朝日に執着はないの?巡礼最終日ではないの??

その後、屋根のある狭い通路で人々がおしくらまんじゅうのぐっちゃんこ。前に進みたいが、後ろに友だちだか、親類だかがいて、その人々と手を繋いでいたい、甲高い声で叫んでいるおばちゃんたち。その様子に人間味を感じ何とも言えない「おかしみ」を感じ雨に塗れながらニコニコしてしまう。それは「男はつらいよ」で、おいちゃんの家で寅さんがメロンを食べられなかった場面を目にした観客の、可笑し泣き笑いに似ている。
ああ、私の好きなインドだ。

カオスな人混みを抜けて、宿に戻り、カーテンを開けたら、その先に朝日が。夫婦で手を合わせた。
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本年も拙ブログを読んでくださりありがとうございました。「読んでます。」と、お声がけしてくださった方、すっごく嬉しかったです。ありがとう✖️1000の気持ちでした。
来年も、楽しく頑張りますので、どうかよろしくお願いします。


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Yukettaのケララ紀行④クラマコンのハウスボートへ

コーチ、Tajの朝食
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焼いてもらったばかりのドーサが美味しかったのはもちろんのこと、この日の私のヒットは、idiappam(イディヤッパム或はイディアッパム)。
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流水凛子さんの「南印度料理は美味しいぞ〜」によると、イディヤッパムは、アッパムの一種で、発酵した米の生地を細麺状にしたもの。


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汁物を混ぜて、ぐわしゃっとした時の食感がなんとも☺️。
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ラヴァッツァのコーヒーマシーンが注ぐカップッチーノの温度は完璧。シナモンも常備。さすがTajです。

ケララのハウスボートへ
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クマラコンと、アレッピーのバックウォーターを行き来するハウスボートに乗ってのクルージングだよ!
予定より1時間ほど早く着いてしまいましたが、すぐに乗船できました。 

錨を上げて出発。
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あれよ、あれよという間に、視界が開け、ゆったりお船旅がはじまりました。

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ウェルカムドリンク。
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船内は、のんびり空間が演出されていました。
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シャワー付き、水洗お手洗い。
トイレットペーパー付き。
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各部屋エアコン付き。
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お化粧台もありました。
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専属コックさんがケララのお食事を作ってくれます。

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ハウスボートの昼食IMG_6543
水田が広がる岸辺に錨を下ろし、お昼ご飯です。
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優しい滋味あるお食事。
私は、デリーで買うことが出来ないキングフィッシャーが呑めて嬉しかった~♪。
ぷっくりお米と、ヨーグルトのカレーが美味しくて何度もおかわりしてしまいました。
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Yuketta のケララ紀行②/コーチ観光

聖フランシスコ修道院
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5年前に喜望峰にたち、ガイドさんが
「あちらはインド洋、ヴァスコ・ダ・ガマは、大西洋からここを通りインドを目指しました。」
と言われた時、次の駐在先、またインドってあるかもな…という予感が過ぎさりました。
聖フランシスコ修道院があるコーチは、そのヴァスコ・ダ・ガマが没した場所。遺体はここで眠っていたそうですが、御子息がそれを母国へ戻したそうです。
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修道院内は、土足禁止。
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この写真、垂れ下がる布は、手動扇風機。 
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ロープを引っ張って風を起こすのだそうです。
コーチの夏、暑そうだなあ。



中国石網、コチ砦
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中国石網という漁を初めて見ました。
漁のそばには、魚屋さんが並んでいました。興味があるのは、鯖や鰯などの馴染み深い魚。
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鯵の量が鯖鰯に対して1:10くらいの割合。
デリーでも鯵に出会えるのは珍しいことになるはずダ。


大航海時代
観光しながら大航海時代に思いを馳せてみます。
人もたくさん死んだし、逆に巨万の富が築き上げられ、それによって文化も発展。
その頃からインド、ケララはアラビア海を臨み、その先はアフリカ、ヨーロッパ、背後に中国と対峙し、駆け引きしてきたのですね。ヴァスコ・ダ・ガマが生まれた2年後に応仁の乱。この時代は、残念ながら彼らの眼中に日本は入っていません。
この時代を読み解くたび
「ああ、彼らにとって、日本は極東の辺境。」
と、思う。もちろん室町時代に、日本は、日本なりの素晴らしい文明があったのですが。交流をしない、ということは、負けもしないが、歴史の中で認識もされない。
戦後の発展やバブルのおかげで、日本は経済的豊かになったけど、その貿易歴史の長さから見れば、活躍期間は本当に短い。大航海時代を経ている彼らから見たら「日本はまだまだ辺境から来た新参者と思われているに違いない」
という意識をいつも持っていたいと思います。また、「日本は素晴らしい、経済も技術も」
と、褒めて頂くことは多いけど、こうした時に、
「いえいえ、インドの貿易の歴史から見れば我が国はまだまだヒヨッコです。」
と言った返しをし、逆に相手の懐を語ってもらえる自分でいたいです。


カタカリダンスショー
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いやはや、素晴らしい舞台でした。この日1番の感激。メイクショーも面白かったけど、本番ショーも時間通りにピタリと始まり、その後は飽くことのない1時間でした。
水先案内人である歌い手の、時折入る英語説明も解りやすく、インドの旅先で見るショーとしては、私がこれまで見たものの中で、1番素晴らしかったです。

始めの数十分は、顔の筋肉の動かし方の説明がありました。カタカリダンスが、確固たるテクニックで演じ、踊っていることがよくわかります。
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今回の舞台の筋立ては、能の鬼女物に通じるものがありました。
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歌舞伎でいえば女形にあたる役者さんがとりわけ素晴らしく、なよやかに見えた女性の、鎧が取れて、狂っていく様は、見ていてゾクゾクと身震いしてしまいました。しかし、そんな激しさも、感情任せではなく、技術に則って表現されるもので、女の醜い場面を演じていても、様式美があり、凄いものを観た、という思いで劇場を後にしました。


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Yukettaのケララ紀行①/コーチへ~そこは光と緑と水の国

いざ、ケララへ!
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飛行機はヴィスタラ。目的地はコーチンインターナショナル空港。出発時間は朝4時40分。ほぼ完徹。コーチで観光が待っているけど、大丈夫か💦という不安と、憧れの場所に行ける!というワクワクが同居。
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搭乗したらクリスマスソングで迎えられ、機内はクリスマスの設えになっていました。 
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機内では朝食がサービスされました。
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私は、既に南インドモードになっていたので、ドーサとイドリを選択。

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カレーにまみれたイドリの崩れて行き具合が美味しかった~。

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こちらは夫の選択。

しばらくすると窓には朝焼けが。
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わぁ、いいものが見られたなぁ、嬉しいなぁという興奮の後はウトウト。 
気がつくと、飛行機は高度を下げていました。
おはよう、初めまして、コーチ!
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緑と光の街!


コーチンインターナショナル空港
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リゾート地の立派で綺麗な空港。
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お手洗いは、清潔、洋式、ペーパーはふんだんに。
点字ブロックもある。
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豊かな街であることが伝わります。
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2000年前後のインドの地方空港は、まだ、こじんまりした建物、出るものも引っ込むようなトイレで、到着すると不安が増すものが多かったけど、今はもうそんな時代ではないのですね~。
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街の名前は、コーチ。しかし空港は、昔の街の名前、コーチンが使われています。

コーチの街
街中に入るとメトロが通っていました。
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宿に向かう途中運河が。
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空から見たケララの印象は、
「光と緑の街」。
しかし、訂正。
ケララは、「光と緑と水の国」

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プロフィール

Yuketta

こんにちはYukettaです。回り回って最初の駐在地ニューデリーに戻って参りました。4コマ漫画のように、最後はクスッと笑ってしまう日々を与えてくれるインドが大好きです。大変化を遂げたこの大都市と初めて出会った場所のつもりで向き合っていきたいです。

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