Shat Kriya/シャトクリア
ハタヨガの身体浄化エクササイズ、二回目。 
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「今日は、ゴム管を鼻に通せるか?どうなるんだろう。」
と、ドキドキ・ワクワクが強すぎるのを感じたので、
「落ち着け、落ち着け」
と自分に言い聞かせながら参加しました。

キショール先生
先生は、大好きなキショール先生。キショール先生の声は、モーツァルトかロッシーニ歌いのテノールのように軽くて純度が高く、その声と長いフレージングで、歌うようにヨガを促します。かつ、節回しが西洋音楽の平均律に縛られていないので、柔らかく、どこまでも自由な、インドの音。素直にその声に耳を傾け、心をゆだねながらアーサナをしていると、身体が自然にほぐれてゆきます。そして、最後のファイナルリラクゼーション時は、弱火のフライパンのバターが、じわっと溶けだすように、身体の力が抜けていく…これが、キショール先生のヨガクラスです。

シャトクリア二回目
さて、シャトクリアです。
Vamana Dhautiという、大量に飲んだ水を嘔吐によって胃を洗浄するエクササイズは一貫して行うと、アーユルヴェーダでいうところのカッパ、ピタ、ドーシャのバランスがとれてくるそうです(にわかネット知識😆)。これは少し慣れました。

先週半分までしかできなかったスートラ ネティは、ゴム管(スートラ) を使用して鼻道をマッサージし、鼻孔を開くエクササイズ。そのためには、ゴム管を鼻から喉に通し、口から出さなくてはいけません。今回は、
「落ち着いて、そおっと、そおっと、鼻に管を通し」
「痛かったら静かな気持ちで少し休んで」
を繰り返ししていたら、鼻の奥に管がすうっと通るポイントがあり、そこからはスイスイ入って行きました。人間の身体って面白い。

しかし、軟口蓋あたりから出てきた管を口の外に出すのが、辛かった~。人差し指と中指をハサミのようにチョキして喉の奥に入れ、軟口蓋真ん中あたりに出てきた管をつかみ、口の外にだすのです。しかし、管は自然に胃の中に入ろうとします。そして指は管を上手に掴めないから、咽頭に負担がかかり、涙鼻水涎がぼろぼろでてきます。…と、夢中になり、力が入っていたのか、キショール先生が、彼の綺麗な優しい声で、
「Yuketta, Yuketta!! リラックス、リラーックス、リラーックス、Don’t force ,Don’t force(無理強いしないで)」
と、何度も声をかけてくださいました。そしてとうとう、鼻から通した管を口の外に出し、管の端と端を繋ぐことができました。

鼻洗浄の、ジャラネティという左鼻から右鼻に温かい塩水を通すエクササイズは、スートラネーティより簡単。教わった正しい角度で姿勢をとると、右鼻から入ったぬるま湯は、左から、つららら〜と出ていき、右鼻と左鼻は繋がっていることを、楽に感じることができます。
ヨガ的に、鼻腔を綺麗にすることはとても大切なことのようです。

カパラバティ
このエクササイズのあと、カパラバティ(ヨガの呼吸法の一つ)をすると、鼻腔周りを感じることができます。カパラバティは勢いよく鼻から息を吐きますが、口は弛緩状態をキープ。でも、先生が吐く息の音に合わせ、鼻腔を意識しながら吐くと、どうしても顎に力が入ってしまう。恐らく、顔のそれぞれの筋肉を分離させることができないからでしょう。
たかが呼吸。
しかし、気をつけることがたくさんあり、いっそう難しく、また奥が深いものだと理解でき、それがとてもおもしろいです。
次回があれば、また参加したいです。

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☝️オレンジ色のゴム管。これを鼻から喉に通し口の外に出します。

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