陽はすでにカンジス川から

こんにちは、Yukettaです。夫の駐在に帯同して参りました。 危険情報や感染病情報は海外安全ホームページにお任せして、こちらでは楽しいインドの生活日記や様子をお届けしたいです。

デリー

色づくトマト

酷暑のデリー便りが届くたび、バルコニーのプランターが気になる私の心を読んだのか、お手伝いさんが、
「本当暑いので、プランター達が死にそうです。」
と書きつつ、一緒に、緑の写真を送ってくれました。IMG_1908
出発前に植え替えたトゥルシー、根付いたみたいだね。ヨカッタ~。

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デリーの今の時期の暑さは理解できるし、だから枯れても仕方ないと覚悟していたけど、心配してくれるお手伝いさんの気持ちが嬉しいです。


昨日良人が送ってくれた写真では、一年ぶりにガーベラが花をつけ、
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苗木屋さんがオマケで下さったトマトが色づいてきたことがわかりました。
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強烈な陽の光を浴びて、それは滋養があるでしょう。そして、明日は復活祭。夫さん、最初の一つ二つをどうぞ食べてくださいな☺️。


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ニューデリー大変化のバス事情

 コロナ禍が落ち着き、デリーはほぼ通常通りと言われ、そんな中、はたと気づき、ウッソ〜っと驚いたことがあります。
それは、インドのバス。
 私にとって、インドのバスの記憶は↑のニュース写真でした。満員どころか、零れ落ちるほどの人が乗る動くバスが、スピードを落としたところですかさず乗り、同じく動くバスから降りる逞しい働く人びと。完全無菌パックの国で苦労知らずに育った異邦人は初めこそ、ハラハラしますが、冷たい心は日常化してしまいます。因みに上記ニュースは2013年のものです。

ギタさん
 20数年前、我が家で働いていた住み込みコックさんは、リクシャを使っていましたが、床拭き仕事のスイーパーさんは、この満員バスで通ってくれていました。彼女の名前をギタさんと言いました。ギタさんは、英語は通じないけど、家にたまに登場するネズミやムカデをガシッと捕まえて始末し、私が
「ギタさん、ありがとう~!」
と泣きそうに喜んでチップを渡すと、ニカっと笑っててくれる、頼もしいお手伝いさんでありました。

 その日、いつもは朝早く、良人の出勤前にやってくる彼女が来ません。彼を見送り、日が高くなってから、ネズミや蛇の前では頼もしいギタさんが、おんおん泣きながら家にやってきました。
 私も英語が下手くそだし、彼女は話せない。しかし、やっぱり苦手だけど、ギタさんよりは英語が話せる我が家と上の階の住人のチョキダール(ガードマン)さんたちと、その他大勢が、わいわい通訳してくださり、私はようやく事情を把握しました。なんと、バスから降りる時に誰かが押して、転んで怪我をしたのだそうです。動いている乗り物から降りる時に、更に危ない事が加わっただなんて。

 彼女の傷口を見なくちゃいけないなと、私は判断しました。パンジャビスーツのズボンは、下を捲り上げられないタイプだったので、我が家のベッドルームに彼女を入れて見せてもらい、私は、彼女が下着をつけていない事を知ります。果たして、インド女性はそうしたものなのだろうか?それはそれで、涼しくていいな、とも思いました。彼女の脚には擦り傷があったので、マキロンをふりかけ、消毒し、お金を少しあげてその日は帰ってもらいました。

 当時の4年間駐在中、ギタさんが遅れてきたのはその日だけで、その後も彼女は、無遅刻無欠勤を貫きました。ということは、4年の間、動くバスの乗り降りで怪我をしたのはたったの一回で、彼女はあの動くバスに飛び乗り、飛び降りを当たり前のように毎日していたことになります。

現在
時代は変わって、現在。
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 コロナ禍が落ち着いても、満員バスを見ないので、バスを利用する人びとが、なかなか増えないのだなあと感じ、そのことをドライバーさんに尋ねると、彼は
「マダム、これがノーマルな姿だよ。」
と言います。
驚いたのは私です。運転手さんは、
「ほら、マダム、あそこが停留所、
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このバスはエアコン付き。
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女性は、フリーパス、
ゲジリワルサンは、ウィメンをリスペクトしている、ナ。
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そこには、停留所が二つならんでる、ナ。
あっちの停留所からバスに乗れば、マダムは家まで帰れる、ナ。」
と、ごちゃごちゃ道路をスイスイ運転しながら、「それで男性からの不満はないのか」という浮かんできた疑問がかき消され、私がただ、ただ、
「え、え、え、え〜っ!!」
としか、相槌を打てないことを次々にスラスラ言います。

 そうなんです。あの人が沢山乗ったデリー交通事情の象徴のようなバス。あれはもうデリーには存在しないのです。人びとは、停留所から止まっているバスに乗り、停留所に止まってから降りるのです。それは東京の満員電車がもう存在しないくらいの驚き。そして、私が乗っている車からバスを見上げると、乗客はみな悠々と座っています。
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 インド、変わったね。本当に。このフレーズ、これまで何度呟いたろう。
でも私は、ギタさんの涙をずっと覚えて、心に留めておこうと思います。

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懐かしのINAマーケット

デリー最大のマーケット、INAに行きました。
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 そこには、多少の変化はあるものの、懐かしいままのインドの姿がありました。
よく、インドに来ると人生観か変わると言われますが、20年前、初駐在の第1週目、まさにここで転機と言って良いほどの衝撃をうけました。
それは、変わるというよりも「気付かせていただいた」という出来事です。
この日、生きていて、逃げ、激しく鳴く鶏を捕まえ、落とす光景を生まれて初めて見ました。これから数年住むのだから、繰り広げられている出来事から目を逸らしてはいけないと考え、一部始終を追いました。そして、鶏の断末魔の声は今でも耳に残っています。
 そこで、自分はそうした暗いもの、裏側を見ずに、ずっと守られて、心を傷つけられずに、これまで生きてきた事に気づき、手に伝わる袋の中の、ついさっきまで生きていた鶏の温かさを肌に感じながら号泣しました。
叫び声をあげるから可哀想、という無言で命を分け与えてくれる存在に対する想像力の無さ、偽善、生き物を喰らう罪深さ、そして、先人や家族、友人、そして神さまみたいな存在に守られているのに気付かず、文句ばかり言っていた嫌らしい自分を知りました。

 帰宅して、鶏を下手くそな手つきで泣きながら解体し、調理して、夜、頂きました。
「今食べないと、私はインドに負ける!」
と思ったからです。夜中、大きな鶏に追いかけられる夢を見ましたが、それは一回きりで、その後はもう、そんな夢は見なくなりました。
INAマーケットは、30過ぎまで甘ったれていた私を、少し大人に変えてくれたインドの市場です。



マーケット入り口。この先に宇宙があります。
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パパドもたくさん
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豆屋さん。
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節分が近いから、大豆を買ったよ
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悪霊退散、ならぬ疫病退散豆まきをするんだ~(^^)。 

生きた鶏と捌かれた鶏
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お魚屋さん
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舌平目を買ったよ。
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「クリーン、プリーズ」で、鱗、内臓処理、してくれます。

生ダコも買いました。
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海老を綺麗に処理してくれる。

背わたも処理されていました。

八百屋さん。あっという間にシャキーンと暗算。

インドITの背景には、インド人の計算能力の高さがあると私は思う。

多少の変化と書きましたが、お魚事情が物凄く良くなっている~。
料理したくてウズウズの気持ちで帰宅できました。
暑くなる前に、色々試してみたいです。





 
プロフィール

Yuketta

こんにちはYukettaです。回り回って最初の駐在地ニューデリーに戻って参りました。4コマ漫画のように、最後はクスッと笑ってしまう日々を与えてくれるインドが大好きです。大変化を遂げたこの大都市と初めて出会った場所のつもりで向き合っていきたいです。

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