陽はすでにカンジス川から

こんにちは、Yukettaです。夫の駐在に帯同して参りました。 危険情報や感染病情報は海外安全ホームページにお任せして、こちらでは楽しいインドの生活日記や様子をお届けしたいです。

ついに一桁!

デリー首都圏のCOVID-19による死者数、ついに一桁になりましたね。
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陽性率も0.18! 

現在デリーは、段階的にロック・ダウンを解除中。その最中にこうして数字が落ち着いています。

そして、トータルワクチン接種数600万回以上。その上病床数も病院だけで22159床空きがあるので、これでデリーの医療崩壊は収束したと言えるでしょう。

よかったナア。
家族や自分の病気の検査値がすこぶるよかった時のようにしみじみ、そしてにこにこ嬉しい。
死者数一桁がポイントになるのではないかなあと、思っていたので、ケジリワル・デリー首都圏首相のお話しが楽しみです。

彼はすでに次に来るかもしれない第三波に対しての対策を講じており、本当にこの時、この方がデリー首相でよかったと感じています。

私は病院巡り、自分メンテナンス中😅。
明日もにこにこ頑張る!
主治医にお墨付きを頂いて、元気にデリーにもどりたいです。

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日本でインド モンスーンコーヒー

思い出話は一寸おやすみ☺️。


インド モンスーンコーヒー・マラバール。
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カフェのメニューに、「お!っ」と目が止まり、深く考えず、頼んでしまいました😅。
お店のコンセプトは梅雨の時期にモンスーンコーヒーを…ということでしょうが、よく考えたら、インドのモンスーンは、今月から9月まで(でしたよネ?)。この期間に熟成されるモンスーンコーヒーが出回るのは、そのあとになります。

しかし飲んでみると、とろっした優しい日本のお水で点てたならではの舌触りと、他のコーヒーにはない熟成香に、気分がふっと切り替わる。
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洗練された白い器と白いテーブルクロスとひっそり活けられたお花に癒され、豊かな気持ち。
良い経験をしたナ。

この味を覚えておいて、インドに帰って、今年の豆が出回ったらコーヒー屋さんへ行ってみよう!
インドへの慕情、しっかり育てています(๑˃̵ᴗ˂̵)。

インドに帰ったら、
モンスーンコーヒー・マラバールを飲みに行こうと考えているお店⬇︎

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20年前の思い出(5)〜現在のデリー・カイラリ・アーユルヴェーディック・センター

今回は、今年の3月、実際にカイラリ・アーユルヴェーデック・センターへ行った時のお話です。

変わらないデリー・カイラリ
クトゥプミナール駅あたりを過ぎて、車がガタガタ道に入った辺りから、バサント地区やグルガオン地区では見られない子どもたちの懐かしい光景が!
大開発されて無くなってしまったと思っていた風景がそっくりそのまま残っていました。
カイラリ・アーユルヴェーデック・センターの入り口も同じです。

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ああ、この門!

このお庭!
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懐かしい!
これは、ケララの施設を模倣して作られたガーデンです。
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ニューデリーにいながら、ケララに来ているような気分にちょっとなれるんですね。 

変わったデリー・カイラリ
扉を開けると消毒液。
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ご時世です。

受付の雰囲気は変化。
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もっと、いい加減~な雰囲気だった。しかし、この変化は良いこと。

私は、油まみれになった時の為に、マスクの替えを持って行きましたが、必要無し。
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施術時用の不織布マスクが提供されました。
また、ケララ出身の施術師のお二人はマスク防護服の上にゴム手袋、と、コロナ対策は万全でした。




郷愁と現実と希望の狭間で
そして、この部屋!
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全く変わっていない‼︎20年前にタイムスリップしたような感覚で、涙が出そう。
しかし、サービスは以前より向上。今回の来印以来何度も感じたインド人の「ちゃんとやろう感」がここにもありました。
お値段はアビヤンガ+シローダーラ+スチームで6325ルピー。
20年前と比べ、倍以上高くなりました。
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しかし、ケララ出身の二人の施術師さんが、頭から足の先まで同時期同方向に温かいオイルで施すアヴィヤンガ、たっぷりオイルを第三の目あたりを中心にして左右に流し続けるシローダーラ、スチームが入った値段(滞在時間は2時間くらい)なので、日本の同じカイラリ発のアーユルヴェーダ・センターを見ると安価だなぁと思います。
横浜にあるアーユルヴェーダスパ カイラリ ↑ 
きっとラグジュアリーでオホホな雰囲気なのだと思う

着替えるための部屋は全く変わっていませんでした。
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扉の奥はシャワー室。
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ここに貴重品を置いて、鍵をかけます。
高級店スパをイメージしていると、更衣室に入るだけでショックを受ける方もいるかもしれませんが、インド好きな方なら、インド感満載なので絶対ワクワクすると思います。
全くもって、インド文化というものは、向こうの方で人を選ぶ。アーユルヴェーダも同じく、です。

いざ施術
さて、紙の褌のような下着をつけたあとは、綿の大きな布で施術師さんが私の体を包み、施術室に通されます。
施術は前にも書きましたが二人の女性が行います。施術室に入ると、そのうちの一人の女性が、「20年前からここで働いている」
と、仰いました。
うそ~っ!もしかして、ワタシ、彼女の施術を20年前も受けている?当時は、彼女の隣にいる若い施術師さんのように、彼女も花も恥らう雰囲気だっのでしょうが、今現在は、その道のベテランならではの頼もしさと貫禄が漂います。そのベテランさんは私を木のベッドの側の椅子座らせると、頭にオイルをかけ、ベッドマッサージを行いました。アビヤンガの始まりです。
ここからは、伝統に則った「さすがカイラリ!」と多くのインドファンを唸らせた施術が行われます。

すっかり忘れていたのに、いざ堅い木のベッドの上横たわり、左右対称で行われるマッサージが始まると、彼女たちの息のあったアビヤンガの手順を、そうだった、そうだったと身体が覚えていて、初めてアーユルヴェーダをした日の事とか、母を連れてきたこととか、裸を晒しても全然ヘーキなお友だちと来た思い出が蘇ります。
シローダーラも初めての時と同じように、夢現つ気分を愉しみました。
最後のスチームは、カイラリ特有のスチーム箱に入ります。
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この中に入り、首だけだすのです。
このカンカンが箱に繋がっていて、蒸気がシューっと出てくるのです。
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確か、友だち二人で施術を受けると、シローダーラとスチームの時間が前後したりしました。

最後にシャワーです。
こちらは準備される、オーガニックのシャンプーと石鹸。
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これも、好き嫌いが分かれるところですネ。
どうしても香りが気になる方や、しっかりとした泡立ちを求める方は、普段使っているものを持参されると良いでしょう。

こちらは新米施術師さん。
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節目がちの可愛らしい方でした。
施術時は、このサリーの上から、防護服と手袋をされるのです。

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使われるオイル。
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シャワーを終え着替えたら、別室へ。
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ハーブのお茶が振る舞われました。
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カイラリに初めて来た時、お医者さんの説明を受けた記憶があるのですが、また、インドに帰って落ち着いたら、ちゃんとお医者さんの診断も受けてみたいです。

 





つづく


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20年前の思い出(4)〜デリー近郊大開発とカイラリ・アーユルヴェーディック・センター

3月後半、引っ越しの整理が終わり、デリーの思い出巡りをしていた頃、カイラリ・アーユルヴェーディック・センターへも訪れました。

1〜2月、引っ越し整理中の “ど疲労時”にも行きたかったけど、確か、秋冬に暖房がない部屋で裸になるのは、寒かった記憶があったし、それで風邪をひいて、風邪だかコロナだか分からなくなってもいけないし、実際、Googleでカイラリを検索するといつも臨時休業でした。
3月に入って、ぐんぐん気温が上がってくると、行きたくてたまらなくなり、思い切って電話をしました。その時にコールセンターの人っぽい、インド人受付のインド英語に、頭を抱えるのですが(私が聞き取れないだけで、電話の向こうの方は丁寧な応対でした)それでも!!オープンしていることはわかったので、運転手さんに連れて行ってもらいました。運転手さんは「ニューデリーのエリアから少し外れるよ。」と仰いました。

さて、20年以上前、私はカイラリが大好きで、「この方、インド好きだな」と直感した奥さま方には必ずお勧めしていました。
 しかし、グルガオンの巨大ビル群もまだない、確か2000年になるかどうかの頃、デリー近辺大開発で、村ごと区画大整理、というか壊されたことがありました。おそらく、グルガオン大開発の計画の一端でしょう。同じく、このカイラリ・アーユルヴェーディック・センターのエリアもその大整理地区でした。それを理由に住民たちが怒り、暴動騒ぎとなり、一部の道路が封鎖され、電話連絡網(時代ですね~😆。全ての人がメールアドレスを持っているわけではなかったのです。)で、注意喚起が回ってきました。私たちは、トラブルに巻き込まれないように情報交換をしながらも、インド政府って凄いことをするなぁと、思ったものです。
 そして、カイラリ・アーユルヴェーディック・センターは、場所を移し、ニューデリーの味気ないビルの無機質な部屋で営業を始め、その上、値段が上がりました。ベッドもカチカチの木製ではなくなりました。アーユルヴェーダ・マッサージが清潔なだけの施設で行われるのなら、それはスウェディッシュなオホホでお上品なマッサージと変わりません。…と言う理由で、カイラリ・アーユルヴェーディック・センターから私は、足が遠のいてしまったのです。

あれから20年、
大好きだったカンナ・マーケットのコーヒー屋さんDevan’s、大好きだった南インド料理屋さんSagar、大好きで亡母も連れて行ったBukharaそれらは全て、大変化のインドのうねりの中、クオリティを一分も変えず、或いはバージョンアップして残っていました。

カイラリだってきっとおなじ。老舗ってそうしたものだ。
そう信じて、試しにホームページを見ると、大開発前の、あの懐かしい建物が写っています。
「えっ?どうゆうこと?」
「壊されたんじゃないの?」
「どうなっているの?」
コロナで、人間関係が全く築けていないので、誰にも尋ねられない。でも、どうなっているか、知りたい‼︎
と言うわけで、直接行ってきました、カイラリ・アーユルヴェーディック・センター。


それは昔の恋人が、会ってみたらやっぱり変わらず優しい人であり、さらに立派になっていたような体験でした。
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カイラリ・アーユルヴェーディック・センター入り口


つづく

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20年前の思い出(3)〜アーユルヴェーダ・マッサージで疼痛コントロール

女性の生理の話を含みます。ご注意下さい。


20年前のデリーのアーユルヴェーダ施設
当時デリーで1番好きだった施設がカイラリ・アーユルヴェーディック・センターでした。
本拠地はケララにあります。

その頃デリーでは大開発が進められ、その施設が移動してしまった上に値上がりしてしまいました。そのお話しは、また次回綴ります。
上記の理由で、私が通うようになったのは、コンノートプレイスにあるThe Lalit Hotel。当時はインターコンチネンタルホテルでした。このホテルの中にマッサージ施設があり、そこは、施術後のシャワーで綺麗なお湯がでて、泡立つシャンプーがあり、ふかふかのバスタオルが使える、デリーで受けられるアーユルヴェーダ・マッサージの中でも、1番クリーンなイメージのある場所でした。

そこで私は、シローダーラもスチームもない、アビヤンガ(全身マッサージ)の施術を受けに、月に1度通っていました。

生理痛にアビヤンガ
何故ならその頃私は、鎮痛剤が効かない生理痛を持っていたからです。ロキソニン、イブプロフェン、バファリン…さまざまな鎮痛剤を試しましたが、20代の後半くらいから、4〜5日目の生理痛にそれらのどれもが効かなくなりました。20年前のインド駐在を終えて数年後、婦人科の病で外科手術をした折、ついでに筋腫やら、内膜やらをとってもらったのですが、その時に鎮痛剤が効かない生理痛の原因がわかりました。幾つもあった筋腫のうち、一つが腸壁にくっついていたのです。これが生理のたびに腸を刺激し、鎮痛剤が効かない痛みとなっていました。

さて、時計の針を20年前のインド駐在中に戻しましょう。この、筋腫が腸壁にくっついていた為、鎮痛剤が効かなくなっていた生理痛回避に、アビヤンガがとても優しく作用したのです。
 毎月、タンポンを使用してアビヤンガの施錠を受けるのですが、マッサージが、腸のあたりになった時、1番痛い場所に、温めたオイルをかけてもらい、さすってもらい、さすっている間もう一人の施術師さんがオイルをヒーターで温め、程よく温まったらそれをかけ、またさすってもらう…という施術を何度も何度も繰り返します。すると痛みは和らぎ、それどころか腰の周りがホカホカしてきます。そして、血の巡りが良くなっていることを実感でき、また、この腰回りホカホカはおよそ一日続きます。こうして疼痛患部さすり付きアビヤンガは、とりわけ冷えやすく、ギザがお湯になるまでに時間がかかる冬の時期デリーでの、生理中の助けになりました。生活に慣れてくると、そろそろ痛みが来るな…という予測ができるので、その前に予約を入れ、あっためたオイルのマッサージをしてもらいました。施術師さん達はいつも献身的に患部をマッサージし、さすってくださいました。
帰国が決まって、何が悲しいかったって、もう腰がホカホカになる、薬なしで生理痛が治まるアビヤンガができなくなることでした。

私のアーユルヴェーダ考
帰国から2年後、前述した通り私は手術する事になります。こうして私は、西洋外科手術のおかげで鎮痛剤がなくても生理痛に苦しむことはなくなりました。アーユルヴェーダ・マッサージには、手術や化学療法のような強い効果、根治を目指すような絶対的なもの、そうした力はないと思います。また、女性の生理にまつわる現在の治療には、とてもよいホルモン療法等があるでしょう。しかし、アーユルヴェーダは、大きな病気の後の体力回復を助けたり、切るほどではないが闘病をしなくてはいけない微妙な時期の心や身体の助けになったり、私のように切ってみなくてはわからなかった疼痛の助けになったりするものだと私は解釈しています。


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現在のデリー・カイラリ・アーユルヴェーディック・センター
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つづく

 

 
プロフィール

Yuketta

こんにちはYukettaです。回り回って最初の駐在地ニューデリーに戻って参りました。4コマ漫画のように、最後はクスッと笑ってしまう日々を与えてくれるインドが大好きです。大変化を遂げたこの大都市と初めて出会った場所のつもりで向き合っていきたいです。

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