『推し、燃ゆ』宇佐見りん読了。

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なんらかの障害があり、生き辛さを抱えている10代の主人公の物語。数々ある書評の中で、
尾崎真理子氏の
「一番新しくて古典的な、青春の物語」
が目に入り
「その通り!!」
と、感じました。

本筋も面白いのだけど、私は主人公の母親の内面に燻る問題が気になります。
実は夫(主人公の父親)が海外へ単身赴任になったのは、実家の母親が(主人公の祖母)、1人残されることを恐れ家族帯同を反対したから。

そう、日本に残した「親問題」って、渡航前だけでなく、駐在中でも深刻化する事があります。その時の自分の決断が、どんなに考え抜いたものでも、のちのち兄弟姉妹間で引きずったり。

その時、あなたはどうしますか?
その時、あなたはどうしましたか?

「これが答えだ」は見つからないと思うけど、「親問題」は、海外生活同士で情報交換してみたいテーマ。何故なら、海外から親を思う気持ちは、血が繋がる関係でも経験者でない限り、なかなか共感してもらえないものだから。
その上、「その時」は、意外に急で、悩んでいる暇などなかったりするものです。

物語の母親は、自分の母親の言いなりになっていると推察。これも毒親例か?おそらく彼女は、毒親になりたくない(良い親でいたい)思いが空回りし絡まり、子どもにダイレクトに自分を伝えられない。黙りこみ、長女に代弁させている。胃ろう選択も、彼女の「考えることを避け、決断を先送り、決断できない、性格」を明らかに表している。
「世間体は、あなたを助けない。人からの評価(己を含め)を気にする心も。」
と、この娘が2人いながらも孤独な母親の手を握りしめたい。

結婚式って親子の卒業式。親も子も、その時にケジメをつけられるかは、その後の夫婦、家族に影響する…と、おもうナ。

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