インドスラムのアフタースクールで、 女児教育支援 
IMG_7939

「Ma’am 一緒に撮ろう」
と言ってくれるようになりました。
彼女たちは、私のInstagramも見ているらしいです。


女の子たちの中には、Instagramのアカウントを持っている子もいれば、兄弟姉妹のアカウントから見ている子もいるらしい。また、ここよりも厳しく貧しい状況の施設の子が、Instagramのアカウントを持っている事もあります。SNSは、欠点も沢山あるけど、いわゆる「貧富の壁を超え情報を共有する一つの手段」として既に世界を回っている事実を、彼らを通して実感しています。
また、ここの投稿は、校長先生から、投稿時にスクールのアカウントをシェアして欲しいと言われています。このように「この状況を多くの人に知ってほしい」と言われる施設は結構多いのです。

このように積極的にSNSを利用し、アピールを支援に繋げる施設もありますが、もちろん投稿禁止の施設もあります。しかし、そちらの方が大抵状況が深刻だったり、また世間から閉ざされていたりするので、その時に強くジレンマを感じます。
例えば、家族が一緒に暮らすことを望まない、ハンセン病施設の子どもの屈託のない笑顔。私は、その施設に関わるまで、ハンセン病がまだ続いている病気で、未だに罹患する子どもがいる事を知りませんでした。先日福祉活動に熱心なとある日本のVIPにお目にかかった時も、その事実に驚かれていました。
そして、援助が滞る施設の、養子縁組を待つ子どもたちのはにかむ笑顔。養子縁組を待つ子は人権の問題で、写せないことになっていますが、
「あっ、この子去年もいたな」
と、縁組が決まらないまま年々大きくなっていく子どもたちを見ると、優先するのはどちらだろうと、おもったりします。大きなメディアの目の届かない部分の発信。これもSNSの利点です。
おっと、話が取り留めなくなってしまいました。この問題の結論を終着することは、私に出来ないのに。


この日は、女の子が2人泣いていました。1人の子は涙を拭きながら教室に入ってきました。何があったかはわかりません。
それでも最後にこうしてみんなが笑顔で写真を撮り、それが残っていく事が、私は嬉しいです。

にほんブログ村 海外生活ブログ インド情報へ
にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村