東村山市までミニトリップ。

八月の蝉時雨が郷愁を誘う。

先日戦後80年「戦争とハンセン病展」があることを知り、たまたまデリーでハンセン病ホームに行く機会に恵まれているので、これも「何かの縁だな。」という気持ちで国立ハンセン資料館にいきました。
国が一丸となって戦争に突き進み、戦う強い身体を求められる時代、そうでないハンセン病患者は、それまでも忌み嫌われる存在でしたが、高まる国防の機運が、更に彼らを厳しい立場に追いやることになったのを初めて知りました。
デリーのマザーテレサ・ハンセン病ホームは、デリーのはずれ、州境にひっそりとありますが、日本もまた人里離れた場所に収容所がいくつもありました。

(⬆︎⬇︎かつては症状が軽い患者がより重い患者を看護していました。デリーのハンセン病ホームも似たようなことが行われています。)

感染病を目の前にした時の人の心の恐ろしさや、政府の解決策の不味さはコロナ禍で記憶に新しい。


結局、同じ痛みを分つものと、その痛みを理解できるものが手を取り合って、励まし合って、助け合って生きて行く道しかないのでは、それが現実なのではという思いを新たにしました。
そんな中、今回も思ったのですが、ことハンセン病に関してキリスト教のミッションの人々が為された事はすごい。私は信者ではありませんが、マルコ福音書1:40-45の「イエスは深くあわれみ、手を伸ばして彼にさわり、そうしてあげよう、きよくなれ と言われた。」
という部分に心打たれます。2000年も前、感染ることを恐れられ、忌み嫌われる身である「らい病」と思われる人に触れられたイエスさま。患者の心は「触れられた」というだけでもどんなにか救われたろう。これが愛がなすことか、また愛とはなんと厳しく重いものだろうと思います。
これからも病は生まれるし、それが感染るとなるものもあるでしょう。しかし、自分の心の中の醜さや鈍さを認めながらも、せめて罹患した痛みがわかる人間でありたいと思うのでした。

(⬆︎小説・映画・ドラマ「砂の器」でも描かれていたハンセン病患者のお遍路。ハンセン病で故郷を追われた人々にとって、四国のお遍路心の拠り所、そして生活の糧を求める場所だったそうです。
しかし、ハンセン病であるため、「ご接待」を断られることもあったのだそうです。)

⬆︎映画「あん」の碑もありました。樹木希林さんを通してハンセン病患者さんの慎ましい謙譲さや優しさが胸に迫る映画でした。ドリアン助川さんの原作も読んでみよう✊。
追記
日本では患者さんが「らい病」と呼ばれるより、「ハンセン病」と呼ばれることを好んだそうです。しかしインドでは英語の「Hánsen’s disèase」では通じずハンセン病は「leprosy」で語られます。

にほんブログ村


八月の蝉時雨が郷愁を誘う。

先日戦後80年「戦争とハンセン病展」があることを知り、たまたまデリーでハンセン病ホームに行く機会に恵まれているので、これも「何かの縁だな。」という気持ちで国立ハンセン資料館にいきました。
国が一丸となって戦争に突き進み、戦う強い身体を求められる時代、そうでないハンセン病患者は、それまでも忌み嫌われる存在でしたが、高まる国防の機運が、更に彼らを厳しい立場に追いやることになったのを初めて知りました。
デリーのマザーテレサ・ハンセン病ホームは、デリーのはずれ、州境にひっそりとありますが、日本もまた人里離れた場所に収容所がいくつもありました。

(⬆︎⬇︎かつては症状が軽い患者がより重い患者を看護していました。デリーのハンセン病ホームも似たようなことが行われています。)

感染病を目の前にした時の人の心の恐ろしさや、政府の解決策の不味さはコロナ禍で記憶に新しい。


結局、同じ痛みを分つものと、その痛みを理解できるものが手を取り合って、励まし合って、助け合って生きて行く道しかないのでは、それが現実なのではという思いを新たにしました。
そんな中、今回も思ったのですが、ことハンセン病に関してキリスト教のミッションの人々が為された事はすごい。私は信者ではありませんが、マルコ福音書1:40-45の「イエスは深くあわれみ、手を伸ばして彼にさわり、そうしてあげよう、きよくなれ と言われた。」
という部分に心打たれます。2000年も前、感染ることを恐れられ、忌み嫌われる身である「らい病」と思われる人に触れられたイエスさま。患者の心は「触れられた」というだけでもどんなにか救われたろう。これが愛がなすことか、また愛とはなんと厳しく重いものだろうと思います。
日本でも、「愛」の言葉が入ったハンセン病施設があり、日本でのキリスト教信者の軌跡を伺うことができます。
これからも病は生まれるし、それが感染るとなるものもあるでしょう。しかし、自分の心の中の醜さや鈍さを認めながらも、せめて罹患した痛みがわかる人間でありたいと思うのでした。

(⬆︎小説・映画・ドラマ「砂の器」でも描かれていたハンセン病患者のお遍路。ハンセン病で故郷を追われた人々にとって、四国のお遍路心の拠り所、そして生活の糧を求める場所だったそうです。
しかし、ハンセン病であるため、「ご接待」を断られることもあったのだそうです。)

⬆︎映画「あん」の碑もありました。樹木希林さんを通してハンセン病患者さんの慎ましい謙譲さや優しさが胸に迫る映画でした。ドリアン助川さんの原作も読んでみよう✊。
追記
日本では患者さんが「らい病」と呼ばれるより、「ハンセン病」と呼ばれることを好んだそうです。しかしインドでは英語の「Hánsen’s disèase」では通じずハンセン病は「leprosy」で語られます。
にほんブログ村






