昨日。
養子縁組を斡旋する施設の子どもたちがイタリア大使館に招待され、ボラ友さんのご主人やお子さんも加わり一緒にアクティビティをし、ランチが振舞われました。

綺麗に刈られた広大な芝生庭園以外にもテニスコートも解放され、子どもたちは生まれて初めてのテニスも体験しました。
私は椅子取りゲームを担当。椅子取りゲームってインターナショナルなゲームなんですね~。そして、日本のやり方とちょっと違っていて面白かったです。他にも、
「こんなアクティビティがあるのか!」
と、子どもに恵まれなかった私にとっては発見の日でした。
さて、昨日招待された子どもたちと似たような、とある養子縁組斡旋施設を、日本のボランティア・グループも支援しているのだけれど、私たちのグループが支援できるのは、オムツ提供や子どもの急病時の治療代くらいです。カトリックを母体とした施設のせいか、元々政府の締め付けは厳しく、その施設の運営はコロナ後更に厳しくなっており、訪問する度に胸が痛み、帯同妻の無力を思い知ります。施設のシスターの話によると、大抵警察がストリートの子たちを施設に連れてくるのだそうです。身寄りのない子を施設に押し付け、しかし運営を締め付けるなんて、陰湿なイジメじゃん、と憤りを感じるけど、出来ることしか出来ないのが現実です。しかしこれまで
「偉いひとが動き出すと、こんなに簡単に物事が進むのか…」
という例も見てきているので、イタリア大使館がしていることに対して素直に「羨ましい」って感じるし、何よりも施設の子どもたちにとってそれは良いことで、昨日の子どもたちには心の底から「よかったね~。」って思います。
お金や物をポンと渡すだけでない支援。こうした活動がイタリア・ボランティアチームの中で、この一年どんどん活発になってきている。それは私が参加している日本のボランティアと目指すものは一緒だけど、何よりもお母さんが自発的に率先して活動し、それを当たり前のようにお父さんと子どもたちがヘルプするスタイルが出来上がっているところが素晴らしいです。
それから土曜日午前中の家族参加の施設支援アクティビティ。これは本当に良いナ。インド旅行やお買い物では触れられない、インドの「ひと」を家族一緒に垣間見、肌で感じることができるので。
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