サントゥシティ。
グルガオンのビル群がまだなかった1990年代後半頃、デリー唯一の憩いの場所だったサントゥシティ。
帯同してきたばかりの奥さまをお連れすると
「つらい時はここにきます。」
「ここ(デリー)で私、やっていけそうな気がします。」
と決然とした目と共に言われたサントゥシティ。
いつでも美味しいダージリンティーが飲めたお店、あれはSan-chaだったのだろうか。
私も御多分に洩れず、初めて連れてきてもらった日はじわっと感動。ギラギラした原色がない、きっかりと刈られた芝生の緑と白い建物と水色の空、そうサントゥシティが醸す色彩に癒されたのです。
さて、その中に帯同してきた奥さまたちに大人気の食器屋さんがありました。
その時は「インドのジャイプール焼きの手法を使った食器」と説明を受けたのですが、何が良いって全くジャイプールセンス皆無なところで、そこにすごく癒されたのです。
例えば沢山ある和食器の中に、たまにジャイプール焼き食器があったら、エスニックな感じがとても良いのですが、いく店、いく店毎日毎日毎日全部エスニック柄の食器だと、朝昼晩毎日マサラとカリー食といったのと同じつらさがあったのです。
当時日本はもちろん、欧米からやってきた店が殆どないインドエスニックカラーの日常に、突然全く違った色彩。それは癒しでしかないのでした。
そのお店にあるのは、本当に明るいデザインばかりで、行くたびに
「わぁ、可愛い~♪」
となり、その感激がちょっとしたセルフ心理カウンセリングタイムとなり、全部欲しくなるのでした。しかし初インド後も引っ越し人生が予測されたのでペアカップを一組だけ、思い出として買いました。
そのカップが⬇︎この写真です。

当時インドっぽくないカップでコーヒーを飲みたい気持ちが強かった😆
今、渡航準備と老後生活準備を並行してやっているのですが、整理中荷物から出てきたのです。
そしてそのカップを裏返すと‼︎
Good Earth の文字が!

当時、このお茶碗の裏で包丁研ぎもした。
包丁研ぎには誠に良いザラザラ感😆😆
初インド時代にGood Earthを購入していただなんて、この25年間、全く気がつきませんでした。
ネットで調べるとGood Earthの立ち上げはサントゥシティ1990年代とでてきます。
サントゥシティにあったあの可愛い食器屋さん。
日本の女性みんなが大好きで「癒される~🥹」と話していた食器屋さん。
Good Earthだったんですね~。
翌1997年が私たち夫婦の初インド。
写真からわかる通り、当時のGood Earthは今ほど洗練はされておらず、でも心がぽかぽかあたたかくなるようなデザインばかりでした。
ああ、やっぱりもっと買っておけばよかった😅。インドで「これ好き」と思ったら迷いなく買った方が良い例でした。
現在のgood earth は高級店が揃うカーンマーケットに。果てしなく大きな会社になり、あの頃とは違った雰囲気ですが、癒やしの場所を醸しています。3度目の今度こそ、あの頃あんなにも欲しかったお皿を買おう✊。金色が入っていないのが良いナア✨。
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