ゴビンプリの寺子屋訪問
南デリーのスラム街、ゴビンプリは、懐かしいインドのごちゃごちゃ感。車を降りて、狭い道を歩いて向かう時、運転手さんが珍しく、
「マダム、懐に気をつけて
スマホも取られないように」
と言ったので、気持ちが引き締まりました。

とはいえ、施設に入ると、3歳から5歳までの可愛い子どもたちがにこにこ出迎えてくれました。

その中で、今日初めて預けられた子がしばらく泣いていました。ここに子どもをあずけて、お母さんは働きに出るのね。この日、泣き止まない子のお母さんの心も泣いているのでしょう。

子どもたちの、箱デコレーションのアクティビティをした後は、施設見学。
別の階には、障がいのある子どもの教室、女性の自立支援で、ビューティーサロン施術を教える教室、ミシンを動かす若い女性、また高等教育をうける数人の十代、先生になる為の準備をしている青年…と、ただ受験戦争に勝ち上がる一本道ではない、バリエーション豊かな教育援助をしている施設でした。

障がいがある子たちが作ったアクセサリーは、数十ルピーで売られているとのこと。

就学前の子どもだけでなく、自立のために頑張っている青少年をみていると、施設を預かるラニさんが
「知ってほしい」
「伝えてほしい」
と力説される意味がよくわかります。
そして、以前担当していた仲間が
「ラニさんの一緒懸命さをみていると、なんとか支えたいと言う気持ちになる」
と言っていた理由も。

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