陽はすでにカンジス川から

こんにちは、Yukettaです。夫の駐在に帯同して参りました。 危険情報や感染病情報は海外安全ホームページにお任せして、こちらでは楽しいインドの生活日記や様子をお届けしたいです。

ウッタラカシ

ウッタラカンド旅2日目~諸行無常

…続きです

「諸行無常」
三週間前に、アシュラムのTTCの仲間と一緒にガンゴトリへ行って以来、夫を連れて二度目のガンゴトリです。

実は、ガンゴトリのアシュラムや、瞑想の祠が大雨で流されてしまっていたのです。それは、TTCの先生や仲間と一緒に行き、みんなでそのアシュラムでお弁当を食べた日の夜のことでした。
祠は、創始者のスワミ・ヴィシュヌデヴァナンダが1980年から瞑想したりプージャをしたりしていた場所です。幸い、ガンゴトリ・アシュラムで暮らしていた行者さんたちの命は無事でした。自然とは畏怖すべきものとは言え、無となり、あるのは石ばかり、という現状をみると、そこを何十年もずっと守ってきた人々の心が慮れ、涙を抑えられませんでした。
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その後
「諸行無常、全て風の前の塵に同じ、それでも前向きに生きる。」
と思い至った瞬間、涙はとまり、更に
「あっ、私ってやっぱり原点は日本の仏教徒なんだ。」
と気付き、
「あんなにヒンドゥーの神さまや哲学について勉強した直後なのに。」
と、自嘲的な可笑しみが湧いてきました。



ガンゴトリ・テンプルで祝福
ガンゴトリのお寺の、シヴァ神が祀られている場所で、祝福。
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お坊さまに
「シバナンダアシュラムと祠が雨で流されていました。」
と、話したらまた涙が出そうになり、しかしそれは実際に被災された方の前では不敬なので、一所懸命堪えました。
それなのに、お坊さまは一緒に嘆いてくださり(既に彼の嘆きは昇華されていると思うが)、これまでのヒンドゥー寺院で経験したことのないほど、優しく、力強く、祝福し、私の悲しみに寄り添い、励ましてくださいました。
自分は仏教徒だと再認識した直後なのに、そんなことは関係なく、あたたかい祝福をしてくださるヒンドゥーのお坊さまとヒンドゥー教の寛容が身に沁みました。


ガンゴトリ・テンプルの夜のアラティ
(アラティのアルファベット表記は、arti, arati様々。シヴァナンダヨガセンターのチャント本には、aaratiと表され、歌う時は「アーラティ」と歌っている。外国の名前のカタカナ表記に言及するのはナンセンスと思うが、とりあえず😅)。
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ハリドワールのそれと比べると、神的、厳か。
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夫の隣に座っていた、50〜60代の女性巡礼者たちの出で立ちが、いかにも畑仕事のお母さんという風情。日焼けした顔には深い皺が刻まれている。リュックをいくつも背負い、ガンゴトリまで巡礼にきたのでしょう。その旅は明るく朗らかなものであったと、彼女たちのおしゃべり声を聞きながら確信します。そして、アラティ前のワクワクや、アラティ後の彼女たちの晴れやかな、幸せそうな表情をみて、宗教の意義を思う。物欲、金銭欲、成功欲、キャリア欲、虚飾とは別の場所で、地道に労働し、神に感謝し、幸福を感じる人々が確実に存在します。

教育とは、いったい何のためにするのだろう。それが前述の欲に火をつけ、成就するためだけのものなら、そこには虚しさしかありません。

ガンゴトリ寺院情報↓
https://uttarakhandtourism.gov.in/destination/gangotri


オマケ/温泉
ガンゴトリへ行く道にある温泉に入ったよ!
温泉は、gangnani という、お店や屋台が連なった場所の一角にあります。
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実は二度目。
三週間前のアシュラムの休日に、アシュラムの人たちと行ったのです。ガンゴトリへ行く道の途中にあります。
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(サドゥさんたちも利用している)
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この時は、大勢人がいたので足湯だけにしましたが、二度目に行った時は、誰もいなかったので、ババーンと洋服を脱ぎ捨て、はいっちゃいました。

気持ちよかった~。
痛めた右肩に、温泉の温かみがジンワリ。
お肌は、つるつる~♪
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そして三度目、ガンゴトリからの帰り道でも入ってしまった。
温泉は男女別になっていて、女性用は内側から、鍵がかけられます。
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本当は、水着を持ってくるといいのだろうな。でも知らなかったので🤗。因みに男性は200ルピーで水着が買えます。
男性用の場所には、一度目も二度目も三度目に行った時もサドゥさんがいました。修行中の身体に、温泉の温かさは沁み入るだろうなぁ。

入泉料は10ルピー。
衛生的とは言えないので、万人向けではない。
でも、この豊かな温泉があれば湯治とヨガとサトヴック料理を前面に出す癒し施設ができそうだなぁ、と思いました。もう、考えている人、いるだろうなあ。

Ganganani温泉情報↓


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ウッタラカンド旅2日目~ガンゴトリへ


三週間前のガンゴトリ
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砂に塗れたガンガーの濁流と雲からのぞく青空。
こんなにもインドそのものを表している姿があるだろうか?
濁流はカオスと化し、蠢き、汚れ、それでもなお生命エネルギー溢れるインド社会。青空は、精神の高さを日々求め続ける、その中のごく僅かな一握りの人々です。
25年前の秋、友永先生のツアーで初めてリシケシの上流に連れて行っていただいた時も、澄んだ水の色をしたガンガーと、周りの白い砂、青空を見て同じことを思いました。

「下流のガンガーのように臭いインド、汚いインド、狡いインド、醜いインド、怠惰なインド、臆病なインド。
これは、私が泣いても怒っても変わらない。
そこと戦うことはしても、影響され、悲しんだり嘆くのは一切やめよう。カオスに塗れながらもそこに同化せず、辛い時は天を仰ぎ、澄んだ水と青空と白い砂のインド源流と、そこで朗らかに生きるスワミジのことを心に描こう。インドの形なき美しいもの、それを見つけていこう。」
そう決意したことを思い出します。

さて、ガンゴトリについたアシュラムの私たちは、濁流を見ながら更に歩いて上流へ。
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巡礼者のざわつきがおさまった場所に、シバナンダの小さなアシュラムがあり、そこには3人の行者がいらっしゃいました。
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そのアシュラムで、私たちはお弁当をいただき、その後更に、シバナンダ・ヨガセンターの創始者であるヴィシュヌデヴァナンダーが、瞑想し祈りの儀式をしたという祠へ行き、暫し手を合わせました。
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あとは、無邪気に写真を撮りあったり、ガンゴトリのお寺に行ったりし、帰路に着くのですが、この後悲劇が…。


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ウッタラカンド旅1日目~夕食♪&翌朝食

ウッタラカシ(ウッタラカンド州ウッタラカシ県)の宿
宿の前には田んぼ、その向こうにガンガー。
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ウッタラカシのシバナンダアシュラムから北に車で1時間。
こぢんまりとした家族経営の宿です。
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ウッタラカシの人々の色彩は鮮やか。
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寝具にもそれが表れている。

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お食事はお庭の自家製野菜を使って
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夕食は、自宅のお庭で育った野菜の家庭料理。
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自家製ロウキーのコフタが絶品。
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もぎたてきゅうりも、自家製ナニカの花の実のチャツネも、ロースト茄子とトマトのカレーも美味しかったなあ。
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ナストマトカレーは真似っこできそう。
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家でも作ってみよう✊。スパイス控えめにしたら、きっと和食に合う優しいお惣菜になるよ☺️。
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こちらはパニールのパコラ。

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お米はシャキッと仕上がった上に、うっすらモチッと感。料理人のテクニックを感じたよう。宿のお料理担当のお母さん、すごい‼︎
人々が普通に普段から食べているお食事は身体にも心にも優しくて、美味しいね~♪。




翌朝食
絶品クルチャ。
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私たちが席についてから、お母さんが焼き始めたのだと思う。アツアツでした。甘くないカボチャも好きだなぁ。
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この日はラーキーのお祭りだったので、ラーキーをお母さんに結んで頂き、お数珠まで頂きました。
これらの儀式、お母さんの朝夕食(夕食はアラカルト)つき、夫婦二人分の総費用は5000ルピー以下。日本で言うところの宿坊ですね。
前日のティータイムに、お茶と揚げたてスナックを持って来てくださったのですが、チップはお断りになりました。
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まさに、精神を高める旅をする人々の手助けをするあたたかい宿。
ウッタラカンドって、リシケシから始まり、そうした州なんですね。
この宿から、さらに北へ。
ガンゴトリに行く前に、ちょっくら温泉に寄ります☺️。
インドの温泉。さて、どんな場所でしょう。


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TTCと宗教


アシュラムの生活では、「インドの若者の宗教観」というものを知ることができました。

ある女の子は、
「レリジョンというよりは、スピリチュアルだ。」
と言っていましたが、いやいや、なんのなんの。それはオシャレ雑誌に
「スピリチュアルしてるワタシ、ステキ💓」
みたいに書かれそうな、また、インドに来た西洋人がよく使う、ナニカのエクスキューズ(言い訳)に近いフレーズの受け売りです。そんな浅いコピペなど無くても、ヒンドゥスタン人である彼らの中にしっかりヒンドゥー教が深く根付いている事を感じました。それは誇りにすべきです。

とはいえ、その信仰心が淡くなりつつあるのも事実で、デリーの50代のインド人ヨガ友さんの話によると、ヨガクラスの最初と最後に唱えるマントラを彼女の世代は誦じていたそうですが、アシュラムで出会った若者達は、存在は知っていても殆ど覚えておらず、このコースで覚えて帰って行きました。
でもそれは、私が学生時代に、
「般若心経くらいは覚えなくちゃナア」
と、思った感覚と似ています。それは、ホトケサマがどうのこうのというより、おそらく仏教の信仰心が深かった祖母のことが大好きだったからでしょう。

日本人は、敗戦して独自文化に自信を失ったこと、その空間に入ってきた新興宗教とその信者たちのオシの強さへの嫌悪、その一つが犯した恐ろしい事件のせいで、宗教や信仰を語り合うことを敬遠しがちです。

でもどうだろう。その禍いを避ける為の敬遠は、
「なぜ人は生きるのか?」
「死とは」
「神さまって本当にいるの?」
と言った、純粋な子どもが思春期に差し掛かる頃にもつ問いに、真摯に応えられない大人を増やしてしまった。ペットでも、近親者でも、子どもが初めて身近な「死」に出会った時。周りの大人は、「天国」とか、「輪廻」とか、そうした宗教からくる言葉や宗教知識を持たずしてどうやって子どもの問いや悲しみに応えるのだろう?
曖昧に
「お空にいくのよ。」
では、子どもは辛辣な更なる問いかけをするか、それはまだ良い方で、そこから大人が逃げたら、彼らはそれを問うことを諦めてしまうでしょう。
責める気は毛頭ないけど、少なくとも、私の親はそれには曖昧にしか応えることができませんでした。私が十代の頃は、生きながら生まれる苦しい問いかけに、宗教に頼るのはいけないことだと思っていたので、本を読み漁ったり、映画や美術、音楽の中にその問いかけをしていました。

学生時代に父が亡くなったころから、宗教や信仰に対する敬遠がほぐれ、その後結婚し、夫の転勤について行くようになり、駐在するあらゆる国の人々が、日本人よりはるかにそれぞれの信仰を大切にしていることを知ります。
今は、宗教を学問として勉強し、いろんな国に宗教に基づく考え方を知り、信頼し合う友人たちと宗教や哲学や歴史、また文化、芸術、または普段の生活、例えばお掃除などの家事に結びつけて語り合い、深め合う時間は有意義で、すごく楽しい。もちろん無知で恥ずかしながら…の部分はたくさんあるけど、ティーチャーズ・トレーニング・コースをうけながら、私は、そうした追求や語らいが好きなのだと心から思いました。
神学や哲学は難しいけど、これからも少しずつ深めて行きたいテーマです。
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TTC27日目~試験


今さっき、試験が終わった~🙌。

とにかく、幼稚園児英語を書いて書きまくりました~。
サンスクリット語用語、いっぱい忘れたなぁ。
追試になったら、また来よう!


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昨日の夜ご飯は、取り忘れ。
従って、何を食べたか思い出せない😅。
コックさん、申し訳なし🙏。

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プロフィール

Yuketta

こんにちはYukettaです。回り回って最初の駐在地ニューデリーに戻って参りました。4コマ漫画のように、最後はクスッと笑ってしまう日々を与えてくれるインドが大好きです。大変化を遂げたこの大都市と初めて出会った場所のつもりで向き合っていきたいです。

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