デリーにイタリア外務大臣と一緒に、カラヴァッジョがやってきました。
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カラヴァッジョといえば光と影の技法。光と影の技法といえば、レンブラントをを思い浮かべがちですが、いやいや、レンブラントもカラヴァッジョの追随者に過ぎない。その上、カラヴァッジョの魅力は、人の心を突き動かす「動」だと思います。

さて、昨日のオープニングに夫と行ってきました。
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やっぱりホンモノはすごかった。
死ぬ時に、なんの迷いもなく全て神にこの身を委ね、それは快楽と言って良いほどの精神状態て全てを昇天させることができたなら‼︎  マグダラのマリアの法悦のマリアは宗教的なエクスタシーに達し幸せに満ちる、そんな表情をしています。
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血の気が抜けていく様子、浮き立つ白い肌、まさにカラヴァッジョの「動」です。

一方日本では。なんとカラヴァッジョの「キリスト埋葬」が大阪万博で公開されるのだとか。

あれもすごい絵だからなあ。万博、全く興味がなかったけど、やっぱり大きな街の博覧会となると、すんごいエース級文化がやってくるものなんですね。街だけでなく、「国を挙げて盛り上げよう雰囲気)を感じます。


今回の「マグダラのマリアの法悦展覧」もイタリア・インド文化交流の歴史的な出来事と思います。このやんちゃな画家のことがイタリア人は大好き。そのカラヴァッジョがデリーに来たということは、イタリアが文化交流としてインドにエースカードを切ってきた。ものすごいことだと思うのです。

15日まではイタリア文化センター で展示。写真付き身分証明書があれば、入場料フリーで誰でも見られます。ついでにDivaでお食事なども🤗。

18日からは Kiran Nadar Mysiamで5月まで展示。

素敵な美術館っぽいので、こちらも行ってみようと思います。


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