陽はすでにカンジス川から

こんにちは、Yukettaです。夫の駐在に帯同して参りました。 危険情報や感染病情報は海外安全ホームページにお任せして、こちらでは楽しいインドの生活日記や様子をお届けしたいです。

ボランティア

成長する女の子


スラムのアフタースクールで 女児教育支援

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昨年、あまりにもグチャグチャにしか描けず
「将来どうなっちゃうんだろう?」
と思っていた子が、丁寧に色を塗るようになり、ボラ友さんと
「この子成長したね~。」
と、しみじみ言い合いました。また、一番理解するのに時間がかかると思っていた子が、実は我慢強く、一度理解すると確実に次のレベルにいけることもわかりました。スラムの子どもたちに待ち受けている将来の現実は、私が触れ合うキッズヨガの裕福な家庭の子どもたちと比べると、はるかに厳しいものです。校長先生の話によると、彼女たちのご両親は文盲らしい。しかし女の子たちは低学年でヒンディー語はもちろん書け、少しずつだけどアルファベットを理解する。やっぱり教育って大事なんですね~。

とはいえ、女の子たちの気まぐれはいつでも奇想天外。
みんな個性強すぎ。

「ええええっ!!」

「なんでそうなるかー!!」

の連続で、お婆さんの脳内をいつも刺激します。


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キッズヨガキャンプ二日目

昨日はキャンプ2日目。
二日目で既に、4歳の子も含め、みんなちゃんと
「オームナマシヴァヤー」
と挨拶できるようになりました。偉いなあ。やっぱりお稽古ごとの基本は挨拶からだよナ。子どもたちはお祈りの時も、ちゃんと胡座を組んで手印を結んでいました。
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実は、大人のお稽古ごとの方がこの辺りがお座なりになって、生徒の方がお客さま化していると思うことが、日本にいる頃からよくありました。お客さまでいるうちは真の、「師は三世の契り」と言われるような幸福な信頼は築けない。自分が歳を取れば取るほど先生は叱ってくれなくなるから、そこは努めて求めていかないとだナ、と思っています。

さて、キッズヨガクラスです。
昨日のアクティビティは「切り紙」。4歳から10歳まで13人と、年齢差があるので準備が大変だったけど、いざ始まってみるとレベルの差はあるものの、みんな集中して作業してくれました。
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おしゃべりを始めたら止めるのが難しいインドっ子なのに、全員の集中力でクラスがシーンと鎮まりかえった時間があり、他の先生と目を見合わせてしまいました。
ハサミで切る作業って、子どもの集中力を養うんだなぁと、ここでも思いました。
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みんなそれぞれ個性豊かで可愛い。子どもたちと会っていると、
「あっ、そこか!」
「おっ、そうくるか!!」
と言った新しい発見が毎日あり、それが幸せ瞬間です。





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デリー・キッズキャンプ

今日から始まったキッズキャンプのアシスタントをしてきました。
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勉強になった~😭。
行ってよかった~😭。

今年になってからいきなりキッズヨガのティーチングをやるようにヨガセンターの人から言われて、私なんかがやっていいのかずっと罪の意識に苛まれていたのです。だから、すごく嬉しい。

先生の教え方をみながら、インドの子どもたちとの触れ合い方の勉強にもなりました。ボランティアで施設に行くと、時折自由奔放なインドの子どもたちに流されてしまうことがあるからです。今日の先生は、好き勝手やりたがる子どもたちをちゃんとコントロール。はじめは胡座してじっと座れなかった5歳の男の子もちゃんと目を閉じて2分の瞑想ができました。
先生凄い!!凄すぎる!!!!

また、インド式の折り紙のボートの作り方も教わりました。
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インド式折り紙ボート、簡単でいい!
鶴などは、翼を広げる最後が劇的なので、折りたがる子どもは多いのですが、初めて折り紙には難しすぎます。やっぱり始めの一歩は、子どもたちが
「カンタン!」
と感じる事が大切なのだなぁと、改めておもいました。

キッズキャンプはまだ続くので、時間を作ってさらに参加して勉強したいです。


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大人びてゆく女の子


スラムのアフタースクールで、女児教育支援 。

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昨年歌を教えていた子が2人、すっかり大人びて、ちっちゃな子たちに勉強を教えに来ていました。
幾つになったの?
と尋ねると12歳だと言う。
ちっちゃな子たちは、2人のお姉さんの言うことをよく聞きます。

実際には12歳からの6年間が本当は勉学の大切な時期と思うが、その方面のケアを彼女たちにしている大人はいるのだろうか?女という属性のため、その優しさのため、子沢山の家庭のお母さん役も当たり前のように担っていることは想像に難くないです。しっかり者であればその負担は更にその子に。国や親の経済力の格差が教育の格差。子どもが歳を重ねるごとにそれは広がっていく。またこうした社会では女性らしい事、「炊事、洗濯、裁縫」が苦手な女は生きにくいだろうな。逆に炊事、裁縫能力は、受験戦争では評価されないのだけど😅。

日本の小学生の受験勉強に追われる子供時代がかわいそうだと、無責任なおばあさんは思うが、一方デリーのスラムの子はスラムの子で、子供時代は短いのだなぁとこちらも胸が痛みます。だから、ちっちゃな子たちの多少のわがままは、優しい気持ちで受け入れていこうと思った次第です。私に出来るのはそんなことくらいなので。またこれも、社会に貢献できる事が少なくなっていくおばあさんの役目でもあるのかな。
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帰りに、ちっちゃな女の子が更にちっちゃな妹の靴履きの世話をしていました。リュックサックから、ビニールの袋に入った靴を取り出し、床に置き、履かせ、ビニール袋をリュックサックにふたたび入れ、リュックサックを閉じてあげるのだ。
バーイ、マームと手を振る笑顔があどけなくて愛おしい。

ムスカーンスクール↓


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引き継ぎ/情報交換の大切さ

ボラ友さんと施設の大掃除🧹! 
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女児教育支援をしているハウズカスのムスカーンスクールにて。

掃除をしながらボランティア活動においての「引き継ぎ」「申し送り」の大切さを痛感。埃まみれの英語教育のテキストやらグッズがごろごろ出てきたのです。中には子ども英語教育が段階に分けてしっかりと組まれた資料もあり、後任が使いやすいように全てプリントアウトされていました。

お雑巾で埃を拭き取りながらどんどん明らかになる、これらを残していったボランティアさんの心を思いジーンとした……は良いのだが、なぜ私はここに2年以上関わっているのに、この大量の英語教育資料の存在を知らなかったのか?

それは、この施設の教育支援が曜日ごとに違う外国人ボランティアに任せられており、彼らの横の連携が潤滑ではないのが原因です。教育・勉学は日々の積み重ねで、それを大人が補助するには年間計画のようなものが必要。しかし数年の帯同で、まずインド生活に慣れるのが大変なのに、ボランティアで他の国の人との交流し支援企画を実行し、それを持続することの難しさをあらためて考えるのでした。

思えば、コロナ後初めてここの教育支援に来た時は、どんな支援ができるのか手探り状態で大変でした。しかも、英語がネイティブでない日本人が出来ることと言ったら‼︎ 一緒にハウズカスでお昼ご飯を食べただけで、明らかにここを薦めた人と私たちの「教育内容の引き継ぎ」は皆無だった。お互い、何を伝えるべきか、何を知るべきかが足りなかった。これは反省点です。

そして2年。
支援の手助けになる資料はスクールの中にたくさんあったのです。

掘り出し物その1
幾種類ものフラッシュカード
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その2
果物プラスチック
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What is this?
Apple!
Good!!
みたいにして使うそうです。

その3
パカっと引っ張ると単語が出てくるカード
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これも
What is this?
でクラスを展開

その3
テキストブック3〜7歳用
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キッズヨガにくる4、5歳の子どもでも自分の名前がアルファベットで書ける理由の一旦がわかった気がします。

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他にも神経衰弱やビンゴなど、飽きっぽい子どもを次々と楽しませる教育グッズが沢山。失った時間を目の当たりにし、改めて、情報収集、情報交換の大切さを思う。ただし、ここを運営している校長先生を責めるのは時間の無駄です。


もともと家でゴロンゴロンしている時が一番好きで、チャリティーランチは苦手(ボキャブラ貧困だから、すぐに話題が行き詰まってしまう)です。個人で教育支援をするのは、他人との諍いをから解放され良いのですが、その人がいなくなった後、そこで終わってしまいます。誰かと協力するのは人間関係で苦労するけど、出来る事の方が可能性が広がり、それが持続に繋がります。偉い人は「持続可能」と言う言葉を簡単に使いますが、持続可能な支援とは、短い帯同生活の中で築き上げた人間関係の中で、ようよう、やっと引き継ぎをきちんと出来てからこそできる、非常に大変な事なのです。

だから、情報収集のためにやっぱりちゃんと行こう✊。そしてその機会を表面的なおしゃべりの場にしないようにしよう✊✊。…と思った次第です。


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プロフィール

Yuketta

こんにちはYukettaです。回り回って最初の駐在地ニューデリーに戻って参りました。4コマ漫画のように、最後はクスッと笑ってしまう日々を与えてくれるインドが大好きです。大変化を遂げたこの大都市と初めて出会った場所のつもりで向き合っていきたいです。

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