半年暮らした今の家ともう直ぐお別れ。
一年くらい住むかと思っていたら、夫の再就職で状況が変わり、今週末また外国人が多く住む地域へ。

4月。夫の定年で外国人が多く住む地区から、インド人しか住まない地区へ。始めは「何処何処会社の奥さん」でなくなった解放感を満喫していました。しかしなんなんでしょ。「マダム」でなくなった東洋顔女が一人でインド人ばかり住む地区にくると、
「人の態度ってこうも変わるかナア…」
ってことが、私が関わっているインド社会でよくありました。いちいち思い出すのはナンセンスなので出来事は封印しますが、2、3日前、いざ
「来週引っ越します。」
と報告した後、どこに住むのかと聞かれて、その外国人が多く住む地区の名前を出した時と、そのあとの彼らの態度、対応の激変ぶりときたら!!
何処に住んでも私自身と私と言う個は変わらないのに。そしてこれからだって変わらない。
日本にも土地カーストはあるけど、あまりにあからさまなので、心で苦笑いです。
もちろん、全ての人がそうではないし、変わらず接してくれた人もいれば、インド人しかいない地区に住むことによって、より親しみを表してくれたり、私自身がインド人との心の距離を近く感じることも。
例えば、袋を担いだゴミ拾い屋さんや、地区のゲートのチョキダルや、道路を掃く小母さんなど、直接お金のやり取りをしない人々(店員さんなど)が、毎朝ヨガに通う私に
「グッドモーニング、マーム」
と挨拶してくれたり。これは外国人が多く住む地区ではなかった事です。或いは、リキシャのおじさんが、カオスな横断歩道前で躊躇する私に、「乗りなよ」と声をかけ、家の近くまでタダで乗せてくれたり。他にもバイクを運転するお友だちが後ろに乗せてくれたりもしました。そう、彼らは「何処何処会社の奥さん」と言う外付け情報ではなく、同じ道を毎日歩き生活する私と言う個に親切にしてくれたのです。それは、インドのスリルと情けを感じることのできる日々でした。
また引っ越しはキツいけど、今度の街はどんな事が待っているのかな?寂しさと期待が織り混ざる日々です。
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