陽はすでにカンジス川から

こんにちは、Yukettaです。夫の駐在に帯同して参りました。 危険情報や感染病情報は海外安全ホームページにお任せして、こちらでは楽しいインドの生活日記や様子をお届けしたいです。

女児教育支援

クリスマスショー


イタリア大使館で催されたムスカーンの女の子たちのクリスマスショー終わりました。
IMG_9304

ムスカーンは、スラムにある女の子たちの教育向上の為のアフタースクールで、イタリア大使館が支援しています(日本人会ボランティアグループも)。

ムスカーンの子たちは、昨年よりお歌が上手になりました。ほぼ全員の女の子がWe shall over come の「Some day」の二点レの音を胸声で張ることができるようになった事に、密かに感激しています。子どもにとって(大人もだけど)話し声の音域を歌う方が難しいのだと実感できたのも、私には良い勉強でした。


また、前日、当日の段取り変更に次ぐ変更カオスがありました。何故なら1人のイタリア人の母親が突然自分の子どもを施設の子の大使館メーラー舞台に立たせたいと言い出したからです。おそらく、クリスマスなので「イタリアの子どもたちが、施設の子どもたちをガイドする美しい舞台」を描きたかったのでしょう。私はイエス様の教えは素晴らしいと思うけど、ある種の上記のような宗教的な偽善が大嫌いです。エゴイズム臭がプンプンする。その母親は、当日のリハーサルで施設の女の子たちの声が小さいと怒鳴り散らし、本番前の子どもに一番してはいけない振る舞いをしていたのですが、驚いたのはムスカーンの女の子たちです。怒鳴り散らされても全く動じない。怒鳴られている間は、あのインド人特有の無表情且つ静かな佇まいでやり過ごすのです。また本番の二日前から、私のInstagramのアカウントを見つけて、DMでアドバイスを求めてくる子たちもいました。女の子たちの家での復習は家庭環境を考えると無理だと諦めていたので、そうした自主性にも胸が熱くなります。そして!パフォーマンスは、みんながいつもより集中してやり遂げました。最後女の子たちのエモーションが強くなり歌が早くなってしまいましたが、それはアルアル出来事でカラオケ伴奏の限界。

この三日間いつも一緒に毎週女の子たちのお世話をしてきたドイツ人の女性と、運営側の段取りの悪さと突然降って湧いた偽善に怒り心頭状態だったのですが、女の子たちの頑張りにそんな事はどうでも良くなってしまったのです。
スラムの子はやっぱり強くて逞しい。

FullSizeRender

女の子たち、偉い偉い!
そしておめでとう‼︎



にほんブログ村 海外生活ブログ インド情報へ
にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村


ボランティア時の切なさ


勉強する前に、誰に促されるのでもなく、冷たい床の上にカーペットをひき、自主的に自分たちの勉強する部屋の準備をする女の子たち。

IMG_8156


ムスカーンスクールは、スラムのアフタースクール。女の子達の教育向上のための塾のようなスクールです。

自分が生理痛に苦労したから、カーペットから伝わる冷たい床の上に女の子が座ることに胸が痛む。女の子たちは何も気にしてない様子でいつも元気ですが。


さて、女の子たちは、来週から試験期間に入るので、そのために勉強を強化しています。先日、少し早くスクールに到着したボラ友さんと教室に入ると、前の時間のクラスが続行されており、クラスの1,2年生くらいの女の子がノート1ページにぎっしり「sparrow 」と書いていました。ここで英語の先生をしているボラ友さんが、インドの英語教育に疑問。曰く、
「こんなことをしていて、話せるようになるの?英語はコミュニケーションが大切なのに。」
因みに「sparrow」を書かせている少女の雰囲気を残した女性の先生は、私たちと英語のコミュニケーションは殆どとれません。

私は40〜50年前の日本の公立の学校だったから、話せるようにならない英語授業の状況がよくわかります。もしかして、インドの公立小学校の子どもたちも、私が中学校時代に受けたような、「点を取るだけの、話せるようにならない」授業を受けているのかしら。
「一度公立の学校を見学してみたいね。」
と、ボラ友さんと話しました。

インド人の英語力の格差。それは親の経済力の格差がそのまま英語力にも現れるように私は感じます。これは日本と同じです。アフタースクールにはマネはするが意味を理解していない、そう、ヘレン・ケラーが、水がwaterだと認識する前の状態の子がほとんどです。そんな中、20人に1人くらい英語を解する子がいる。こういうのを才能と言うのでしょう。こうした子が、頭をコクコクさせながら「sparrow 」を書き続ける事に、英語が苦手な私でさえ胸が痛みます。いや、帯同生活で語学には苦労し、海外に出てから、
「ああ、学生の時にこんな語学授業を受けたかった。」
と、何度も感じたからかえって思うところがあるのでしょう。
女の子たちがそうして、同じ言葉を何十も書いている時間に、裕福なおうちの子は何百も別の言葉を、会話の中で学んでいるだろうに…。
とはいえそんな切なさも偽善的な杞憂でしかないのもよくわかっています。

 にほんブログ村 海外生活ブログ インド情報へ
にほんブログ村
PVアクセスランキング にほんブログ村

一緒に少しずつ

9月からボランティアでスラムの6歳から7歳の子どもたちに歌を教えています。
インドの子どもたちに音程を教えるのは難しいので、ソルフェージュは、コダーイの教本を使って少しずつ、少しずつ始めました。すると、「コダーイはやっぱりすごい!」
と、思うことに。

学生の時「子どもの喉に一点ドは低すぎ、二点ドは高すぎる」と習ったのですが、私の子ども頃使われていたメジャーなソルフェージュ教材は二点ドで始まる音友の「子どもためのソルフェージュ」。
そして、私の世代では当たり前のように使われていたバイエルの最初の音は二点ド。
両方とも効率の良い教本ですが、子どもには高すぎ低すぎる教本を使ったのでは「歌うこと」は育たないと言う考え方もあったのです。とはいえ、昔、歌やピアノを教えていた頃は、初めに教える音は「ド」と言う固定観念からなかなか離れられませんでした。「子どもためのソルフェージュ」の後に習ったカノンのソルフェージュもコールユブンゲンもダンノーゼルもみんな最初の音は一点ドか二点ド。そのせいか
「子どもにはハ長調のドから始めなくてはいけないんじゃないか」
と言う拘りがあったんですよね。ハ長調のドは正道ど真ん中みないな😅。
「でもそれは後から自分中で育った拘りだったのではないか…。」
いろんな音楽に触れてきてそう思うようになり始めたのです。

そして今、インドの子どもたちです。
「鳴っている音と、同じ音が出せるように」
が第一段階。そこで、過去の拘りを捨て「一点レ」から始めるコダーイの「333のソルフェージュ」を、思い切って使用。
↓こんな風にホワイトボードに書き出しいます。
FullSizeRender
結果は成功!
6人のうち5人の女の子たちはレの音をレの高さで歌えました。続けてミの音も!ちゃんと正しく歌えました。
それでも、すぐに次の段階へ行かず、ちょっとしたバリエーションを加えるだけにして、この長二度音程を確実にしていきたいです。

他にも万歳したりしゃがんだりして音の高低を体に実感させる方法も試しています。
FullSizeRender
こちらは女の子たちはすごく楽しそうにやってくれますが、コダーイのソルフェージュの方が確実な効果がありそう。

筆記の練習も始めました。
FullSizeRender
まず丸を描く練習から。
ここから少しずつ音符を書く勉強をし、いずれ、書いた音と、鳴っている音、また自分が出している声の音が同じであることを認識させていくのです。

自分が出している声の音と書いてある音の一致。
鳴っている音と書いてある音の一致。
鳴っている音と自分の声の一致。
これは目が見えないヘレンケラーがWaterの綴りと、自分の手に流れる伝わる「水」が同じだと気づくのと同じです。

ある人には何でもない当たり前のことでも、この一致を認識するのに時間がかかる人もいる。
でも、サリバン先生がおっしゃったように、それがわかった時から音楽の世界はそれまでと違うものになるはず。とはいえ、地道で時間がかかるけど、女の子たちがストレスを感じないように楽しく進めていきたいです☺️。
ハンドサインもできると良いナア。


最初は、シャイだった女の子たちも最近は元気いっぱいに。ワガママを言えるようになるにはもう少し時間がかかるかな?
IMG_7133
みんな良い子。


ムスカーンスクールは支援を求めています。


にほんブログ村 海外生活ブログ インド情報へ
にほんブログ村
PVアクセスランキング にほんブログ村

台本は外して

スラムの女児教育支援で詩の暗唱
少し前、日本の政治家がスピーチで原稿を見るかどうかが話題になったけど、実際ちょっとした会合でも、欧米の人は原稿を見ずに話す人が殆どで、そんな彼らの文化を私は尊敬しています。インド人も原稿なしでスラスラ話せる人が多くて凄いです。ちょっとくらいつっかえたり、間違えたりしても良い。原稿を見て一字一句間違わずに話すよりも、生きた言葉が伝わり、コミニュケーションに繋がるから。


さて、12月のイタリア・メーラで施設の女の子たちに、詩の朗読をしてもらうことになったのですが、彼女達に英語を教えるドイツ人のボラ友さんは、第一回目の授業で早々と台本を女の子たちから外させてしまいました。ボラ友さんが口伝えで詩を聞かせ、女の子たちに身振り手振りを加えながら何度も繰り返し話させるのです。また、こうして言葉に沿った振りが加わると早く言葉が覚えることができるのだそうです。
IMG_7533
暗唱の辛さはない。みんな楽しそう!

現在始めてから、およそ1ヶ月。全て詩を誦じている子たちが既に大勢いて、覚えていない子を引っ張っています。このクラスがなければ、ここ女の子たちはこの歳で
「一編の英語詩を覚える。」
と言う体験は出来なかったのです。
「教育って凄い。」
って思うし、子どもが知識を吸い上げる能力をもうもう
「神々しいっ!」
って感激します。

「早々と台本を取り上げて、話して話して、書かれていることを体に記憶させる。」
こんな教育方法にも、欧米の人がスピーチがうまい秘訣が隠されている気がしたので、冒頭の出来事を思い出したのでした。

にほんブログ村 海外生活ブログ インド情報へ
にほんブログ村
PVアクセスランキング にほんブログ村

サンタが教室にやってきた


サンタが教室にやってきた。
FullSizeRender

女の子たち、サンタさんに、お菓子をいっぱいもらってよかったね。Divaのピザも美味しかったね。
IMG_0978
IMG_0980
IMG_0966

絵本や歌の世界のものを実際に見るって子どもはどんな気持ちがするのかしら。私も子どもの頃はレコード盤の中に人がいて、その人はずっとピアノを弾いていると思っていたなぁ。
子どもに夢見る時代を作るのは、大人の務めだと思います。

寒い季節にクリスマスがあってよかったです。クリスマスやお正月に向かうウキウキした時期がなかったら、冬はもっと寒く感じるだろうナ。

にほんブログ村 海外生活ブログ インド情報へ
にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村


プロフィール

Yuketta

こんにちはYukettaです。回り回って最初の駐在地ニューデリーに戻って参りました。4コマ漫画のように、最後はクスッと笑ってしまう日々を与えてくれるインドが大好きです。大変化を遂げたこの大都市と初めて出会った場所のつもりで向き合っていきたいです。

非公開メッセージはこちらへ
最新コメント
楽天市場
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

https://b.blogmura.com/overseas/delhi/88_31.gif
https://b.blogmura.com/overseas/india/88_31.gif
  • ライブドアブログ